顔認証技術を活用して出退勤時刻を記録するクラウド勤怠管理システムを発売~iPadの内蔵カメラで顔を撮影するだけの簡単な操作で本人を認証、出退勤時刻を記録:NEC
日本電気株式会社(NEC)は、顔認証技術を活用して出退勤時刻を記録するクラウド勤怠管理システムを製品化し、2月28日から販売活動を開始します。
本システムは、世界No.1(注1)の認証精度を有するNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を用いたクラウド顔認証基盤「NeoFace KAOATO」や、株式会社ヒューマンテクノロジーズ(本社:東京都港区、代表取締役兼:恵志 章夫)のクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」のNEC向けブランド「勤革時(きんかくじ)」などを組み合わせたものです。
具体的には、タブレット端末「iPad」(注2)の内蔵カメラで顔を撮影するだけの簡単な操作で本人を認証し、出退勤時刻を記録できます。また、打刻専用機が不要でiPadのみで勤怠データをクラウド上に保存・管理できるため、設置場所を選ばず省スペースでのシステム導入を実現します。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、顔認証技術をはじめ先進ICTを活用した製品やサービスの提供を通じて、企業や団体のワークスタイル変革や業務効率化などに貢献していきます。
背景
昨今、政府は重点課題の一つとして「働き方改革」を推進しており、長時間労働の是正などの実現に向けた具体的な施策の検討を進めています。企業や組織においてもワークスタイル変革に向けた取り組みが加速する中、労働時間を適正に把握する仕組み作りがますます重要になっています。
価格・提供開始時期・販売目標
価格(税別): 基本料金 月額300円/ID、顔認証打刻ライセンス費用 40,000円~/台
提供開始時期: 本年6月
販売目標: 今後5年間で15,000ID
特長
- 顔認証により出退勤時刻を記録、なりすましを防止
顔認証技術を活用することで、専用アプリケーションをインストールしたiPadの内蔵カメラで顔を撮影するだけの簡単な操作で本人を認証し、出退勤時刻を記録できます。また、なりすましによる不正行為を抑止できます。さらに、顔認証技術と株式会社シフト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:辻 博文)が提供する二次元カラーバーコード「Chameleon Code(カメレオンコード)」(注3)を組み合わせた二要素認証にも対応しており、より厳格な本人認証を行うことも可能です。 - 設置場所を選ばず省スペースでのシステム導入を実現
打刻専用機や勤務管理用のPCなどを用意する必要が無く、iPadのみで勤怠データをクラウド上に保存・管理できるため、設置場所を選ばず省スペースでのシステム導入を実現します。 - 安価にシステムの利用が可能
クラウドサービスとして提供することで、安価に勤怠管理システムを導入できます。また、機能追加や法改正対応にともなうバージョンアップ時の追加費用が不要です。
なお、NECは本システムを「リテールテックJAPAN 2017」(会期:3/7(火)~10(金)、会場:東京ビッグサイト(東京都江東区))に出展します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
(注1)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得
(注2)iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
(注3)Chameleon Codeは、株式会社シフトの製品であり、株式会社シフトの登録商標です。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 産業ソリューション事業部
電話:(03)3798-5475
E-Mail: n-kintai@3mi.jp.nec.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(日本電気株式会社 http://jpn.nec.com/ /2月28日発表・同社プレスリリースより転載)