障がい者専門人材紹介会社
「テンプスタッフフロンティア」設立
総合人材サービスのテンプスタッフ(東京都渋谷区、篠原欣子・代表取締役社長)は、障がい者に特化した有料職業紹介事業、採用コンサルティング事業を行う「テンプスタッフフロンティア」(東京都中央区、中村淳・代表取締役)を、10月1日(月)に設立いたします。同社は、2002年に開始したテンプスタッフの特例子会社、身体障害者雇用促進研究所(サンクステンプ)の障がい者紹介事業を分割するものです。
【 「テンプスタッフフロンティア」設立の背景 】
厚生労働省では、2002年12月に策定された障害者雇用対策基本方針に基づき、特例子会社の活用促進とともに雇用率達成指導の強化など、障がい者の雇用率向上に取り組んでいます。こうした状況を踏まえ、コンプライアンスやノーマライゼーションを意識する大手企業を中心とし、障がい者雇用に積極的に取り組み始めています。
しかし、障がい者雇用に関するノウハウ(採用方法や最適な仕事の提供)をもたない企業が多いのが現状です。一方で、障がい者も企業内で働くことへの不安や、適職やキャリアを伸ばす転職方法が分からないなど、悩みを抱えており、特に中途障がい者においては、採用時の障がい者枠など適切な求職活動を知らないケースも少なくありません。
このような両者の顕在化する課題を解決し、障がい者紹介事業を強化すべく、身体障害者雇用促進研究所株(サンクステンプ)の障がい者紹介事業を分割し、テンプスタッフフロンティア設立にいたりました。テンプスタッフフロンティアの社名は障がい者の雇用機会と障がい者の人材紹介マーケット、両者の開拓者を目指すことを標榜し命名いたしました。
【 「テンプスタッフフロンティア」の強み 】
テンプスタッフでは、1991年に特例子会社として「身体障害者雇用促進研究所(サンクステンプ)」を設立、障がい者向けのパソコン教室のほか、名刺作成や封入送請負業務、保険代理店業務などに取り組むとともに、2002年からは障がい者の人材紹介事業を開始しております。現在、同社社員の障がい者比率は9割を超え、社員の転職経験を活かし、障がいをもつ求職者および、企業双方の立場に立った就職支援を実施しております。これまで同社で蓄積した就業者傾向分析および自社の障がい者採用や採用コンサルティングのノウハウをテンプスタッフフロンティア事業活動に活かしてまいります。
求職者には、キャリアカウンセリングに基づく職業紹介や適職研究の勉強会、スキルアップ(PC教室)など幅広いサポートを提供し、採用企業には、募集から採用、就労の安定化までの全工程のサポートや職域開発に関するコンサルティング、障がい者社員向けの研修サービスなど、障がい者雇用のトータルサービスを行います。テンプスタッフフロンティア最大の強みは、社員に障がい者を擁していることで、常に障がいをもつ求職者の立場に立ったサポートが可能なことです。また、テンプスタッフグループのサービスネットワークを活用し、全国的な職業紹介サービスの提供が可能です。これら強みを活かし、求職者、企業双方が求めるサービスを提供してまいります。
テンプスタッフフロンティアの立ち上げにより、身体障害者雇用促進研究所(サンクステンプ)における首都圏・阪神地区を中心に札幌から福岡まで全国主要都市での紹介実績を活かし、テンプスタッフグループとして障がい者の人材紹介をさらに積極的に展開してまいります。
【 「テンプスタッフフロンティア」サービスの特徴 】
1.就労の安定化 〜高いマッチング精度を実現〜
これまでの登録者・就労者の就業傾向の分析データを元に、求職者の希望および労働条件に沿ったマッチングを実現。長期的な就労につながり、就労の安定化を図ることが可能。
2.きめ細やかなサポート 〜多様なサービスと求職者の立場に立ったカウンセリング〜
新卒から転職まで中途障がい者を中心に、企業内就労に不安のある方の立場に立った幅広いサポート。
(1)PC教室の開講(2)キャリアカウンセリング(3)適職研究の勉強会(4)面接指導
3.採用実績を活かした企業へのカウンセリング 〜提供可能な業務の発掘〜
採用代行を含め、募集から採用、就労の安定化までの全工程のサポートを行います。また、提供可能な職種や採用に関するコンサルティングも実施。
4.障がい者社員(聴覚障がい者など)に対する新入社員研修;ビジネスマナー研修(有料)
5.全国的なサービス展開
全国のテンプスタッフグループのネットワークを活かした紹介事業を展開
(テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・9月19日)