リクルート「Tech総研」が研究レポート公開
採用復活、いま“重厚長大”業界が面白い!
リクルートのエンジニア向けのキャリア情報提供サイト「リクナビNEXT Tech総研」( http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/ )では、エンジニアの仕事・報酬・職場・生活・転職に関する研究レポートを毎週発信して います。
鉄鋼、造船、建設機械、重電etc.――俗に“重厚長大産業”と呼ばれる分野が今、好景気に沸いています。90年代には構造不況業種などといわれたのも今は昔。中国をはじめ経済成長著しいBRICsなどでの需要急増を受け、各分野で生産が追いつかないなどのうれしい悲鳴が聞こえます。今回、Tech総研ではこの“重厚長大産業”業界の採用現場を追ってみました。
まずは造船。近年の世界的な好景気、経済成長が海運の需要を激増させ、新造船の発注が造船メーカー各社に殺到している状況で、各社とも売り上げを大幅に伸ばしています。
三井造船の採用ニーズについて話を伺ったところ、「船は多くの要素技術の集合体で、システム工学的な要素が強い。未経験者にも比較的門戸が開かれている分野は、主にエンジンと電気関連でしょう。船の世界は独特で、だれもが簡単に開発できるわけではありませんが、船が好きなエンジニアにとっては飛び込んでみるだけの価値が十分にある世界だと思います」とのこと。
続いて建設機械分野ですが、こちらも中国をはじめBRICsとよばれる経済成長国で急増しています。既に各建機メーカーは生産が追いつかないほどの状況ですが、この活況は当分の間は続くと予想されています。
コベルコ建機の採用ニーズを伺ったところ、「建機業界は弊社を含め、エンジニアニーズがかなり高まっています。求められる経験やスキルも、開発から生産、製造、品質管理、さらには保守まで極めて多岐にわたっており、多くの人にチャンスがあると思います。」ということで、こちらも採用ニーズは高まっているようです。
一昔前までは、鉄鋼や造船などの分野では、転職者を受け入れるなど思いも寄らないことでした。転職エージェントである、リクルートエージェントに、重厚長大産業全体の採用ニーズを聞いたところ「重厚長大産業で中途採用ということ自体、転職市場の変化を表すエポックメイキングなことです」とのこと。重厚長大産業への転職は、まさに今がチャンスのようです。
レポートでは、他にも業界別の先端技術と採用ニーズをまとめています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000860&f=release
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・7月19日)