2017年卒『就職人気企業ランキング』~1位は2年連続でANA。2位にもJALが入り、航空業界が1・2フィニッシュ~就活解禁のタイミングでアンケート調査:学情
株式会社学情(本社:大阪市北区/代表取締役社長 中井清和/東証1部 コード2301)では、全国の2017年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象にアンケートを実施、就職希望企業のランキングをまとめました。
2017年卒学生の就職人気企業は、航空業界のトップ2が総合ランキングの1位・2位を占める結果となった。ANA(全日本空輸)は前年からの2年連続1位、JAL(日本航空)は2010年の経営破たんで、2012年卒・2013年卒のランキングでは200位圏外まで下落したが、その後順調に順位をあげ、2位にランクインした。3位の伊藤忠商事は、5大商社の中でも採用広報に力を入れている一社だが、それに加え2016年3月決済で初めて純利益ベースで業界トップに立つことが予想されており、それらが学生から支持された要因と言えるだろう。逆に資源に注力して赤字決算が予想される三菱商事、三井物産は順位を下げている。
業界別に見ると、食品業界に人気が集まっているのがわかる。7位の味の素(前年16位)、8位の森永製菓(同30位)、9位のサントリーホールディングス(同8位)の3社がトップ10入りするのを筆頭に50位までに15社が入った。内需の拡大やインバウンド需要の恩恵、また海外での積極的な展開など、良い話題がプラスに働いたと言える。
一方、順位を落としたのは銀行業界だ。常に人気の高いメガバンクは上位にランキングしているものの、10位の三菱東京UFJ銀行(昨年5位)が唯一のトップ10入り。11位の三井住友銀行(同10位)、21位のみずほフィナンシャルグループ(同12位)と3行とも順位を落としている。株価低迷やマイナス金利の発動など、プラス材料となるニュースに乏しかったことが響いた可能性がある。
【総合ランキング1~10位】
変動 順位 企業名
→ 1位 ANA(全日本空輸)
↑ 2位 JAL(日本航空)
↓ 3位 伊藤忠商事
↑ 4位 資生堂
↓ 5位 オリエンタルランド
↓ 6位 JTBグループ
↑ 7位 味の素
↑ 8位 森永製菓
↓ 9位 サントリーホールディングス
↓ 10位 三菱東京UFJ銀行
※それ以降の順位、文理別・男女別順位の詳細はこちらからレポートをダウンロードしてご確認ください。
【調査概要】
■調査対象:2017年3月卒業・修了予定の大学生、大学院生
■調査方法:(1)弊社主催合同企業セミナー『スーパービジネスフォーラム』(東京、名古屋、滋賀、京都、大阪、福岡会場)ほか、3月開催就職イベント来場学生へのアンケート調査及び回収。
(2)あさがくナビ登録学生へE-MAILにて告知。WEB上の入力フォームによる回収。
■調査期間:(1)2016年3月1日から2016年3月30日(調査実施はイベント開催日に準ずる)
(2)2016年2月5日から2016年3月31日
■回答方法:就職希望企業を最大5社選択
■回答総数:11,821名
■有効回答:10,710名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 http://company.gakujo.ne.jp/ 4月6日発表・同社プレスリリースより転載)