SAPジャパン、ERPの最新バージョン
「mySAP ERP 2005」の出荷を開始
SAPジャパン(東京都千代田区、ロバート・エンスリン 代表取締役社長)はこのたび、基幹業務システム(ERP)アプリケーションmySAP ERPの最新バージョン、「mySAP ERP 2005」の出荷を発表しました。
この新バージョンには300以上の改良が加えられ、企業に求められる迅速な情報アクセスと意思決定の支援をさらに強化しています。mySAP ERP 2005が提供するエンタープライズ・サービスを通じてシステム導入と運用におけるオープンさと変化対応力が改善され、SAPジャパンやパートナー各社が提供するアプリケーションがカバーする業務プロセスはさらに拡大します。また、各種業界に特有な機能が完全に組み込まれたため、SAP業種別ソリューションがより迅速に導入できるようになり、かつ、設定や管理も簡素化されました。
最新バージョンのmySAP ERP2005は、業界初となるサービス化されたエンタープライズ・アプリケーション・スイートであり、マイルストーン的な意味合いを持つリリースです。mySAP ERP 2005の先進的機能は新規ユーザにも従来からのSAPユーザにもさらに大きな価値を提供し、かつ、既存ユーザは低コスト・低リスクでアップグレードすることができます。
mySAP ERP 2005では、mySAP Business Suiteの500を超える製品化されたエンタープライズ・サービスのうち300種類を利用可能です。SAPはお客様が業界の変化へより迅速に、かつ従来にも増して低コストで対応し、イノベーション(革新)を実現できるようmySAP ERPのサービス化を進めました。
SAP NetWeaverプラットフォーム上に構築された最新のmySAP ERPが広く利用できるようになることによって、SAPが提唱するESA(Enterprise Service Architecture)へのロードマップはさらに現実的なものとなりました。全ての業務は、独立したビジネス・プロセスをエンタープライズ・サービスとして提供するプラットフォームにより、初めて連携できるようになりました。ソフトウェア・アプリケーションはそのインフラストラクチャと組み合わされることによって柔軟性を増し、企業とお客様、サプライヤーのコミュニケーションをより円滑なものとします。
【 mySAP ERPの機能拡張 】
mySAP ERP 2005には以下のような機能拡張が追加されています。
■ ファイナンシャルズ、アナリティクス、およびレポート機能の強化
・ 手作業による照合を減らし、複数の切り口から元帳のバランスを取ることのできる、新しいアーキテクチャを導入した総勘定元帳ソリューション
・ 業務に対する完全な視認性を提供し、マネージャや業務部門のユーザによる意思決定を支援する、改良されたマネジメントダッシュボード
・ 回収業務を加速し、日々の債権管理を改善する新しい回収および与信管理機能
■ ヒューマン・キャピタル・マネジメント機能の強化
・ エンドツーエンドのタレントマネジメントツールにより従業員の採用、 教育、パフォーマンス評価、およびリテンション(人材維持)を改善
・ 人事部門の管理コストを削減する従業員セルフサービス機能の強化
・ 従業員の経費精算作業に必要な時間を短縮し、管理レベルを強化する/経費/旅費レポートの改善
■ 新しいビジネス・モデルやオペレーションへの対応を強化
・ 給与や資金管理のアウトソーシングに対応するアーキテクチャ改善
・ 電子調達、請求、受注管理、および内部統制の文書化をサポートする新機能
・ システムとインスタンスの統合、およびシェアード・サービス管理のためのエンタープライズ・サービス・リポジトリーの強化
■ より広範なビジネス・ユーザへのサービスレベル向上
・ 個人の業務上の役割に応じたユーザ・インタフェースを活用して、ユーザとプロセスを直接結びつける機能を強化
・ SAP xApp Analyticsによる分析機能の強化
(SAPジャパン http://www.sap.com/japan/同社プレスリリースより抜粋・6月1日)