札幌信用金庫とテンプスタッフが
金融事務育成派遣プログラムを開始
札幌信用金庫(本北海道札幌市、太田堯・理事長)と、総合人材サービスのテンプスタッフ(東京都渋谷区、篠原欣子・代表取締役社長)は、2006年6月中旬より、北海道内において、金融事務スタッフの育成派遣プログラムを協業し開始します。
金融機関では、証券仲介業や保険商品販売が一部解禁されるなど規制緩和が進んでいます。さらに2007年12月には保険窓販全面解禁が予定され、今後、金融商品のワンストップショップ化の広がりとともに、より一層の金融業界の活性化が見込まれます。しかし、5〜10年前に行われた新卒採用の大幅な抑制は、業界全体の人材不足に拍車をかけ、特に、支店が多く後方事務派遣ニーズの高い北海道地域では、派遣就業者の人材不足が顕著になっています。これらの現状を踏まえ、札幌信用金庫とテンプスタッフは、金融未経験者を募集し一から教育することにより、付加価値の高い人材を育て、規制緩和による金融業界の活性化に対応すべく、“研修育成型派遣”を協業するにいたりました。
採用対象者は、銀行・信用金庫での就業未経験者を中心にテンプスタッフのホームページや求人誌、Web媒体などにより人材を募集します。その後、札幌信用金庫の本店で金融業界全般や専門用語、社内専用端末の操作などを学び、その後就業先となる営業店にてOJT研修を実施します。
研修期間中は、テンプスタッフの同庫就業経験者が、業務経験を活かし、金融業界の専門用語をはじめ、金融事務の基礎から実務まで、専用端末などの実機を用いた実践的な教育を実施します。また、研修後は、研修時のトレーナーが業界・業務知識の習得状況を定期にフォローし、トレーニング後のスキルアップ及び、安定就業をサポートいたします。なお同プログラムは、6月以降原則毎月1回実施し、年間30名超の人材育成・派遣を計画しています。
札幌信用金庫では、本育成プログラムを人材採用のひとつのチャネルととらえるとともに、原則未経験者を育成することで、金融業界の人材活性化の一助となることを期待しています。また、テンプスタッフでは、本育成プログラムは、テンプスタッフグループの成長戦略の一つである“専門職分野へのチャレンジ”を実践するものであり、金融業界の人材獲得に積極的に取り組むとともに、北海道地域で人材が不足する業界の育成派遣を強化してまいります。
(札幌信用金庫 http://www.shinkin.co.jp/sapporo/sasshin1/、
テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月31日)