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2025年度 新人社員のキャリア意識調査
マイナビ研修サービスでは、弊社が提供する新入社員研修に参加した2025年度の新入社員8,043名を対象とした意識調査を実施しました。
18の設問を通じて新入社員が新社会人として感じている期待や不安、働くことに対する価値観の傾向が分かります。
ダウンロード資料詳細
〇2025年度新入社員に有効な人材育成の3つのポイント
■同期意識を醸成する研修をおこなう
2025年度新入社員の10人中8人は社会人になることへのストレスを少なからず感じたことがあり、また12.2%の人が「ストレスの発生源に対応する力」が必要だと感じています。そのため、人事としては新入社員のストレス緩和を図るアプローチが必要です。
■一人ひとりの個性や特性に応じたオーダーメイドのオンボーディングをおこなう
たとえば、問9「仕事とプライベートについて、お聞かせください」において「どちらかといえばプライベート優先の生活を送りたい(56.0%)」または「プライベート優先の生活を送りたい(14.0%)」と回答した割合の合計が70.0%に上ります。
一方で、問10「残業について、お聞かせください」において「残業してでも働きたい(7.3%)」または「必要な残業であればよい(64.3%)」と回答した人の合計は過去3年と比べて最多の71.6%に上ります。
プライベートを重視する人が多い傾向にはありますが、必要な残業であれば受け入れる人、少数派ながらも残業に積極的な人もいます。このようにプライベートと残業の捉え方一つとっても、仕事の価値観・考え方は人それぞれであることがわかります。したがって、本記事で見てきたような新入社員の全体的な特徴を把握しつつも、新入社員個々人と向き合い、オーダーメイドのオンボーディングをおこなうことが大切です。
■キャリア自律の考え方を伝える
問8「上司や先輩から特に指導してほしいことはどのようなことですか」では「専門知識」の回答割合が50.0%であり、過去2年より増加しています。理由ですが、問4「社会人生活の中でどのようなことに期待をもっていますか」では59.6%の人が「自分が成長できる」と回答していることから「自身のキャリアを切り拓くために専門知識を習得したい」と考えている新入社員が一定数いることが推測されます。
<調査概要>
・調査期間/2025/3/17~2025/4/13
・調査方法/記入選択式アンケート
・調査対象/弊社が提供する新入社員研修に参加した新入社員
・有効回答数/8,043名
※今回の調査と2021年~2024年4月調査を一部比較(2020年は調査実施なし)