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【ヨミ】シャドウワーク

シャドウワーク

「シャドウワーク」とは、無報酬ではあるものの、社会・経済の基盤を支えるために必要不可欠な労働のこと。オーストリアの哲学者イヴァン・イリイチ氏による造語で、一般的に家事労働や妊娠・出産、子育てを指します。ただし、シャドウワークを「生産労働を支えるための賃金が支払われない影の労働」と定義すると、ビジネスパーソンの通常業務以外の通勤や自己研鑽もシャドウワークであると言えます。
(2018/5/14掲載)

ケーススタディ

家事を時給換算するといくら?
見えない仕事がイノベーションを加速する

家事を時給換算すると、いくらになるのでしょうか。ソニー生命保険が発表した「女性の活躍に関する意識調査2017」において、回答者が自身の家事に値付けを行っています。結果を見ると「(未就学児の)育児・世話」が1,413円で最も高く、「(小学生以上の)育児・世話」が1,174円で続きます。家事の代表とも言える「食事の準備・後片付け」は1,019円、「掃除・洗濯」は919円と、子育てよりはやや低い値がつきました。

「シャドウワーク」は、労働を可能にするための前提条件とも言えます。家事は表に出てこない「隠れた労働」で、賃金として評価されず、社会的価値を認められてきませんでした。しかし、シャドウワークの本質はビジネスシーンにおいても必要な要素であるという考えもあります。

一橋大学・一條和生氏と多摩大学・徳岡晃一郎氏の共著『シャドーワーク ―知識創造を促す組織戦略』では「シャドーワークとは、通常の業務、意思決定プロセスからは外れた、個人の自主的な意志と裁量による創造的な仕事を指している。質の高いシャドーワークこそが組織をクリエイティブに動かし続け、また社員自身も生き生きと活躍できるベースとなる」と述べています。つまり、本業に主体的に取り組めるかどうかはシャドウワークの質にかかっている、ということ。自発的で非正規な行動であるシャドウワークこそ価値が高いと称え、シャドーワーカーの多い組織は熱を帯びていると説いています。

ビジネスパーソンにおけるシャドウワークは、隠れプロジェクトのような、組織内でのインフォーマルな仕事のこと。ビジネススクールで勉強したり、語学を学んだりすることもシャドウワークの一つです。それ自体は賃金を生じさせるものではありませんが、そこで得た知見や人脈によって、本業にも大きな相乗効果を発揮することは想像に難くないでしょう。見えない仕事が、イノベーションを加速させる。「シャドウワーク=影の仕事」というわき役としてのイメージも変わりつつあります。

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