企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】リアルタイムフィードバック リアルタイムフィードバック

近年、同僚や部下の働きぶりに対して高頻度でフィードバックを行い、評価する「リアルタイムフィードバック」が注目されています。時間を空けずにその都度振り返りを行うことで、互いに振り返りや改善点をズレがない形で認識し合えるようになり、フィードバックの効果が高まるのです。また、チーム内のコミュニケーションの総量が増えることで、結束力の強化なども期待できます。リアルタイムフィードバックを円滑に実施するためのツールやサービスも登場しており、活用する企業が増えています。

リアルタイムフィードバックのケーススタディ

記憶が鮮明なうちに振り返りを。
ツールを活用した新たな人事評価のあり方

半年に一度の評価面談。フィードバックをされても、すでに記憶があいまいになっていて、もらったアドバイスがピンとこない、という経験がある方も多いでしょう。また、時間が経ってからほめられたのでは、喜びも半減してしまいます。これでは、せっかく振り返りを行っても、効果を期待できません。一方、高頻度でリアルタイムなフィードバックを受けることができれば、自らの行動の記憶が鮮明なうちに具体的に振り返ることができ、改善にもつながります。こうした点から、近年、週に一度の面談などを行い、リアルタイムフィードバックを行う企業が増えているのです。

ビジネス環境の変化に臨機応変に対応できることも、リアルタイムフィードバックのメリットの一つです。設立から間もないスタートアップや新規事業では、状況に応じて目標を柔軟に修正しなければなりません。それに応じて、メンバー一人ひとりに課しているミッションや目標が変化することもあるでしょう。こうしたとき、リアルタイムフィードバックを行うことで、過去の振り返りだけでなく目標の目線合わせの機会にもなります。

人事評価への納得感が高まり、進むべき方向性をすり合わせることで、組織へのエンゲージメント向上や離職率の低下も期待できるリアルタイムフィードバック。しかし、フィードバックの頻度を上げれば、運用の工数が増え、関係者に負担がかかるのも事実です。そこで、リアルタイムフィードバックを円滑に実施するためのツールやサービスを導入する企業が増えています。例えば、部下や同僚の行動に対する評価を、PCやスマートフォンから送信できるツール。空いている時間を活用してフィードバックを行えるので、関係者の負担を減らすことができます。また、過去のコメント振り返って見ることで、注意すべきポイントの備忘録にもなります。

テクノロジーの進化や従業員の価値観の変化により、業務において求められるコミュニケーションの方法も変わりつつあります。企業には、従業員のニーズを把握し、ツールなどを活用しながら、柔軟に対応することが求められるでしょう。

記事のオススメ、コメント投稿は会員登録が必要です

あわせて読みたい

フィードバック
ビジネスにおけるフィードバックとは、行動や成果に対する評価内容を伝え、より良い結果へ導くための手法を指します。フィードバックには、上司と部下、プロジェクト内といった社内で行うものと、取引先や消費者など外部の第三者との間で行われるものがあります。
ポジティブ・フィードバック
人材育成や組織マネジメントにおける「ポジティブ・フィードバック」とは、リーダーやマネジャーがメンバーの仕事ぶりに対する評価をフィードバックする際の手法の一つで、被評価者の問題点よりもポジティブな面に注目し、望ましい行動や成長した部分を認めて伝えることによって動機付けを図ることをいいます。 (201...
パフォーマンス・デベロップメント
「パフォーマンス・デベロップメント」とは、上司が部下の成長を支援して業績を最大化するという考えから生まれた、評価・マネジメント手法です。これまで企業で広く行われてきた、上司が部下の業績を管理し評価する「パフォーマンス・マネジメント」に対し、半年や1年に一度だった個人評価のプロセスを改め、年間を通じて...

関連する記事

「部下が上司を評価する仕組みがある」企業は14.4% 「評価が会社の業績向上につながっている」企業は35.5%
「最終的な評価結果が、被評価者にフィードバックされる」に「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えた人は、71.3%。また、評価対象、評価項目、評価基準が社内で公開されている」は69.9%だった。一方、評価結果への納得や配置転換への活用、業績向上につな...
2019/07/08掲載人事白書 調査レポート
人事評価への納得性を高めるための 目標設定・フィードバック面接と運用法
目標管理制度を導入する企業で、上司の評価と自己の評価の間にギャップを生じ、フィードバック面接などで不満を示す社員が増えているようです。本記事では、こうした問題を解消するための対策について、具体的な事例とともに、紹介します。
2012/03/19掲載人事・労務関連コラム
HRテクノロジーを「採用」や「業務効率化」で活用している企業が昨年から倍増
採用におけるHRテクノロジー活用の割合は、「活用している・成果あり」(23.2%)、「活用している・成果なし」(9.1%)を合わせて32.3%という結果となった。昨年は15.1%だったので、この1年間で約2倍に増加したことになる。また、業務効率化における活用は...
2019/07/08掲載人事白書 調査レポート

関連するQ&A

フィードバック面接と評価表
人事考課の後のフィードバック面接の中で、詳しい考課内容を記載した評価表は被考課者に見せないというのが原則である、と聞きます。 その根拠、あるいは条件付で見せる場合はその内容について、教えてください。
フィードバック面談のタイミングについて
いつもお世話になっております。 人事考課のフィードバック面談についてご教示下さい。 弊社では目標管理制度を導入していますが、人事考課が半期(6ヵ月)単位であるため、 目標面談、中間面談、フィードバック面談も半期に一度ずつ実施しています。 ここで問題なのが、フィードバック面談を実施する時期(タイミ...
絶対評価と相対評価の活用例
人事評価には絶対評価と相対評価の二種類があると言われますが、それぞれの活用先(賞与評価、昇給評価、昇格評価)とその理由につきまして、一般論で結構ですので、ご指導願います。
新たに相談する
相談する(無料)

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、
お気軽にご相談ください。
各分野のプロフェッショナルが親切・丁寧にお答えします。

関連するキーワード

分類:[ 人材開発 ]
分類:[ 人事制度 ]

注目のキーワード解説をメールマガジンでお届け。

事務職派遣を検討中の担当者様へ 「よくわかる人事労務の法改正」ガイドブック無料ダウンロード

50音・英数字で用語を探す

注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


働き方改革の時代に必要な勤務管理システム活用術<br />
システム選定のポイントと導入までの道筋を解説!

働き方改革の時代に必要な勤務管理システム活用術
システム選定のポイントと導入までの道筋を解説!

2019年4月より大企業に対する適用がスタートした「働き方改革関連法」...