「願望」と「可能性」を基に来日する外国人材 その個性と強みを生かすため日本企業に必要なこととは 「日本で働きたい」と希望する外国人は増加傾向にあります。一方で、外国人材を巡る労働条件のトラブルや人権侵害などの問題も発生しています。外国人材の受け入れに関する現状と課題について、独立行政法人 国際協力機構(以下、JICA)で外国人材受入支援室長を務...
技能実習から育成就労へ~外国人の研修型就労制度はどう変わるか~ 外国人の日本での就労制度の一つである「技能実習制度」を「育成就労制度」に改める法律が、国会で2024年6月14日に可決成立。技能実習制度の問題と政策の変更背景や、育成就労の技能実習との違い、今後の見通しについてまとめる。
育成就労制度とは|技能実習制度と何が違うのか 「育成就労制度」とは、外国人が日本で働くための制度の一つです。これまで30年近く続いてきた「技能実習制度」に代替される制度として、「育成就労制度」を盛り込んだ改正法が2024年6月に可決・成立しました。従来の「技能実習制度」の目的は、日本でスキル習得...
メルカリにマネーフォワードが聞く、グローバル化に必要な労務視点 事業のグローバル展開や優秀な人材の確保に向けて、国籍や言語などを問わない採用を進める企業が増えています。世界市場を意識するテック企業では、エンジニアのかなりの割合を外国籍社員が占めることも珍しくありません。バックグラウンドの異なるメンバーの文化や考え...
人材不足を解決するために必要な「外国人雇用」 企業が直面する不法就労のリスクと、取り組むべき対策とは 近年、慢性的な人材不足から外国人労働者を雇用する日本企業が増えています。外国人労働者の雇用には在留資格や期限のチェックといった作業が必要。不備があれば雇用企業が不法就労助長罪に問われることになります。外国人雇用ではこうした煩雑でリスクのある作業が、高...
外国人就労政策の行方-特定技能の受入れ拡大を巡る議論 2019年4月の「出入国管理及び難民認定法」施行から2年が経過し、新たに創設された在留資格である、特定技能の見直しを行う時期にあたる。特に注目されるのは、特定技能「2号」の扱いだ。現在、その対象業種拡大についての検討が進められている。本稿では、対象業...
マイクロアグレッションとは――意味と例、多様な人々が働く職場で企業が取り組むべきことは 「マイクロアグレッション(Microaggression)」とは、明らかな差別には見えなくても、ジェンダーや人種などのステレオタイプ・偏見に基づく発言や行動で、無自覚に相手を傷つけること。1970年代に、精神科医でハーバード大学医学大学院名誉教授でも...
縮小する雇用状況下での新たな外国人労働者の受入れ 諸外国の事例を通して考える「特定技能」のこれから(三菱UFJリサーチ&コンサルティング) 雇用環境が悪化するなかで、国内労働者の雇用機会や雇用条件を守りながら、いかに新たな外国人労働者(特に低~中熟練)を受け入れていくか、その受入れ方法についてヒントを得るため、東アジアを中心とする諸外国の制度を参照しつつ、日本への導入可能性を検討した。
特定技能とは――制度の概要と導入された背景を解説 「特定技能」とは、一定の専門性や技能を持ち、即戦力となる外国人を受け入れる在留資格制度のこと。深刻化する人手不足に対応するため、2019年4月に新設されました。特定技能は「特定技能1号」と「特定技能2号」に分けられます。
言葉だけではない要素を補う「ブリッジ人材」とは 「ブリッジ人材」とは、言語や文化の異なる海外法人・外国人との間で商取引や交流をする際に、コミュニケーションを円滑にする役割を担う人材のことをいいます。ブリッジ人材は通訳だけでなく、まったく違ったビジネス慣習がある国や地域同士が円滑に取引を進められるよ...
外国人労働者が関係する労組トラブル対応最前線 相次ぐ外国人技能実習生の失踪などから、長時間労働や過重労働をめぐって紛争につながるケースが多発しています。外国人労働者が関係する労使トラブルの最新事例と、具体的な対応方法について解説します。
外国人を雇用している企業は過半数、「さらに増やす」「今後雇用する」企業も半数近くに|人事白書調査レポート 人事担当者に外国人の雇用状況について聞いたところ、現在雇用している企業は過半数で、「さらに増やす」「今後雇用する」企業も半数近くであることがわかった。
受入拡大迫る!外国人雇用よくあるトラブルと対応 減少する日本人労働者を補うためにも不可避となった外国人採用。今回は、外国人を雇用するにあたって押さえておきたい注意点等について、トラブル事例をもとにお伝えいたします。
人権リスク 「人権リスク」とは、企業が事業活動を通して、労働者、消費者、地域住民といったステークホルダーの人権を、直接的あるいは間接的に侵害しかねないリスクのことです。よりコストの安い途上国への生産移転や国境を越えたサプライチェーンの拡大が加速する中、企業が配慮...
エクスパッツ エクスパッツ(Expats)とは、Expatriate(国外居住者)の略称。海外の本社や親会社、関係会社などに所属し、転勤などの理由で日本に派遣されている駐在員のことです。日本で就労する外国人のうち、国内で現地採用された従業員(一般にローカルと呼ばれ...
外国人研修・技能実習制度 開発途上国への技術・技能・知識などの移転を目的として、18歳以上の外国人を日本企業に受け入れる制度。帰国後、彼らが母国の経済発展や産業振興の担い手として活躍できるように設けられ、日本の国際貢献のための重要な政策とされてきましたが、受け入れ企業の悪用が...
谷口真美さん 日本企業が生き残るための「ダイバシティ・マネジメント」 早稲田大学大学院助教授の谷口真美さんは、企業が「変化」と「スピード」と「人口減少」の時代を乗り切るためには、新しい人材を登用するだけでは不十分で、新しい人材を生かす経営こそが必要だと説きます。それは「ダイバシティ・マネジメント」の経営にほかならないと...
莫邦富さん 「中国進出」の日本企業が成功する条件 今後、日本企業が中国に根を張った成功を収めるためには、課題も少なくありません。たとえば、現地の有能な人材をどうマネジメントしていくか。アメリカなど他の国の企業に比べると日本企業は、中国人の社員を経営層に抜擢したり、その能力を十分に引き出したりするケー...
外国人労働者 経済のグローバル化、各国からの労働市場の解放要求などを背景に、日本で働く外国人労働者の数は年々増え続けています。一方で、日本語や日本の労働慣行に習熟していないことなどから、その就労にあたってさまざまなトラブルも生じています。事業主には外国人労働者に対...