「2022年 年収実態調査」を実施
キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研(※1)』を運営する株式会社ライボ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小谷匠 以下「ライボ」)は、741人の社会人男女を対象に「2022年 年収実態調査」を実施しました。同調査は現在の平均年収額や納得度、また今年に入っての年収増減や自身のキャリアにおいて目指す年収額及び、その方法などについてそれぞれ属性別を含め調査しました。
【社会人の年収実態】
国税庁が公表した最新のデータによると、社会人の平均年収額の推移はわずかながら上昇傾向にあります。一方でウクライナ情勢をはじめ様々な影響を受け、世界的なインフラや円安による物価高騰の波が押し寄せ、日本国民の経済的な生活への影響も懸念されます。この情勢に生活していく上で必要な”収入”について岸田内閣が賃上げ政策を掲げる中、社会人の現在の収入事情はどのような実態なのでしょうか。
Job総研では社会人男女の平均年収額やその納得度、また今年に入っての年収増減や自身のキャリアにおいて目指す年収額及び、その方法などについて調査した「2022年 年収実態調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者:全国 / 男女 / 20~69歳
調査条件 :就業する社会人
経営者・役員・会社員・フリーランス
自営・アルバイト・パート含む
調査期間 :2022年4月7日~4月12日
サンプル数:741人
【年収額と平均・中央値】
社会人の現在の年収額については、全体の22.0%が「300〜400万円未満」で最多になり、次いで「400〜500万円未満」が14.6%、「500〜600万円未満」が12.9%で上位3つの回答結果になりました。
年収の平均額については、全体では609.8万円になり中央値は550万円の結果になりました。また、これを男女別で見ていくと、男性の平均額は701.5万円で女性が545.3万円の結果になり平均額では男性の方が156.2万円高い結果になりました。同様に年代別で見ると、20代の平均額は433.7万円、30代は636.2万円、40代は745.6万円、50代は711.5万円となり、平均額では40代が最も高い結果になりました。(それぞれの中央値については「2022年 年収実態調査 報告書(※2)」に記載していますのでご確認ください)
【現年収への納得感】
現在の年収に対しての納得感については「納得している」21.1%と「やや納得している」41.0%を合算した62.1%が納得派の回答をしました。納得派の回答を年代別に見ると、20代は58.2%、30代は62.9%、40代は67.7%、50代は59.5%とになり、現在の年収に対して40代が最も納得している回答結果になりました。
【年収の増減】
2022年1月からの年収の増減については、全体の45.5%が「増加した」と回答し、「変わらない」が36.8%、「減少した」は17.7%の結果になりました。
増額した理由については全体の40.1%が「人事評価」で最多回答になり、次いで多かったのが33.5%の「転職した」でした。
【賃上げの意欲】
2022年に入って「年収が減額した」「変わらない」と回答した方に、年収を上げたいと考えるかについて聞くと、91.2%が「上げたい」を回答し、上げるために考えていることで最多回答だったのが52.4%で「転職を検討」と回答し、次いで多かったのが「副業・複業を始める」44.0%、「投資を始める」34.4%で上位3つの回答結果でした。
【目指している年収額】
自身のキャリアの中で目指している年収額については、全体の21.6%が「1,000〜1,500万円未満」と最多回答で、次いで「500〜600万円未満」が12.0%、「400〜500万円未満」が10.5%で上位3つの回答結果になりました。年代別の最多回答では、20代は17.8%で「1000〜1500万円未満」、30代は23.8%で「1000〜1500万円未満」、40代は25.0%で「1000〜1500万円未満」、50代は14.5%で「400〜500万円未満」となり、目指す年収額については20〜40代の回答は同額で50代が最も低く回答しました。
【年収とやりがいどっち派】
仕事において年収とやりがいどちらを重視するかについては、全体の19.6%が「年収を重視」と回答し、「どちらかといえば年収を重視」が31.7%の回答で、合算した51.3%が年収重視派の結果になりました。やりがい重視派の回答は37.8%で、10.9%が「どちらともいえない」を回答しました。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ライボ / 4月18日発表・同社プレスリリースより転載)