リクルート「Tech総研」が研究レポート公開
徹底比較・都心と地方の職種別年収――最大格差は2割も
リクルートのエンジニア向けのキャリア情報提供サイト「リクナビNEXT Tech総研」( http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/ )では、エンジニアの仕事・報酬・職場・生活・転職に関する研究レポートを毎週発信しています。
転職市場では、以前から「Uターンで地方に帰れば給料は安いのは当たり前」といわれてきました。では本当に給与の地域格差はあるのか、またあるとすればそれはどれぐらいなのでしょうか?
今回Tech総研では、地域間格差の実態を、ビジネスパーソン1万5000人への給与調査から、エンジニアの職種別に、全国を「北海道・東北」「関東」「北信越」「東海」「関西」「中国・四国」「九州」の7ブロックに分けて、探ってみることにしました。
平均年収を地域別に見ると、トップは関東の523万円。以下、関東を100とした場合のパーセンテージで順位を並べると、東海(96%)、関西(93%)、中国・四国(84%)、北信越(80%)、北海道・東北(79%)、九州(78%)と続きました(パーセンテージが高いほどトップからの格差は小さい)。
格差を金額で見てみると、最も高い関東と最も低い九州との格差は113万円で、九州の平均年収はざっくり関東の2割弱ということがいえます。
技術系の職種に限ってみると、「ソフトウェア・ネットワーク関連」「電気・電子・機械関連」がいずれも関東がトップ、最下位は九州または北海道・東北という構造は変わりません。その最大格差は、76〜80%ほどになっています。
地域格差を年代別に見た場合、20代では全職種平均で最低地域は最高地域の80%という結果になりました。これが30代・40代になると78%と、格差はけっして縮まることはなく、むしろ年代を経るごとに開いていく傾向が見られます。
レポートでは、詳細な職種別の地域格差のほかに、年収の満足度、一日の平均労働時間などもデータでご紹介しています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000937&f=release
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・11月1日)