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【ヨミ】ジェネレーションゼット ジェネレーションZ(Z世代)

「ジェネレーションZ(Z世代)」とは、1990年半ばから2010年頃までに生まれた世代のことを指します。由来となったのはアメリカの作家ダグラス・クープランドによる書籍『ジェネレーションX ―加速された文化のための物語たち』。本書の中で、60~70年代前半に生まれた世代はジェネレーションXと名付けられました。続いて80~90年代前半生まれは「ジェネレーションY」、90年代後半以降の世代は「ジェネレーションZ」と呼ぶようになったのです。デジタルネイティブで、独自の価値観を持つことが「ジェネレーションZ」の特徴とされており、新たなマーケティング対象として注目されています。
(2018/8/23掲載)
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ジェネレーションZ(Z世代)のケーススタディ

ITリテラシーが高く、社会課題へも敏感。
これから入社してくる「Z世代」の価値観とは?

1987年から2004年ごろに生まれた層は「ゆとり世代」といわれます。また近年は、1980年代から2000年代初頭に生まれた人たちを指す「ミレニアル世代」という言葉も広く知られるようになりました。その次なる世代が、「ジェネレーションZ」です。

ポスト・ミレニアル世代とも呼ばれるジェネレーションZは、ミレニアル世代より一層強く、平成の出来事に影響を受けています。具体的にどのような環境の中で育ち、どんな特徴があるのでしょうか。

2000年生まれのミレニアムベイビーが小学校に入学したのは2007年。初代iPhoneが日本で発売されたのは2007年6月なので、ジェネレーションZにとってインターネットはもちろん、スマートフォンも幼少期から当たり前に存在していたことになります。こうしたデジタルツールに囲まれて育ったことが、彼らの価値観に大きく影響しています。

スマートフォンの普及と共に存在感を増してきたのが、SNSです。ジェネレーションZはSNSでのコミュニケーションを通して、多様な価値観に触れながら育ってきました。そのため、親世代と比較しても人種や性別、セクシュアリティなどへの偏見を持たず、自分とは異なった存在として割り切って受け入れる傾向があります。

スマートフォンやパソコンを幼いころから使いこなしてきたことで、デジタルが人に及ぼす悪影響も理解しています。個人情報の漏えいやSNSでの炎上問題など、ITリテラシーを自然と身に着けているところも特徴の一つです。

また、「ゆとり世代」や「ミレニアル世代」にも当てはまりますが、安定志向の強さも特徴といえるでしょう。2008年にリーマン・ショックが起きてから、ニュースでは連日不況が伝えられ、ジェネレーションZは保護者が苦労している姿を目の当たりにしてきました。そのため安全・安心を求めるリスク回避志向が強く、職業選択においても「安定」が大きなキーワードとなっているようです。

ブランド志向が強く、ものを消費することで承認欲求を満たしてきた親世代とは異なり、ジェネレーションZはSNSで簡単に承認欲求が満たされてしまう時代を生きてきました。そのため、ブランドではなく本質的なものに価値を置き、社会のために何ができるかを考える人たちが多い傾向にあります。そんなジェネレーションZが、今後社会でどのように活躍していくのかが注目されます。

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