企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】キョウソウ 共創

「共創」とは、多様な立場の人たちと対話しながら、新しい価値を「共」に「創」り上げていくこと。企業の場合は、消費者や協力関係にある企業、社外人材といったステークホルダーを巻き込みながら、プロジェクトを進めていきます。商品を開発・改善したり、広めたりするためのマーケティング手法として、またはイノベーション創出のきっかけとして、近年のビジネス戦略において重要な概念と捉えられています。
(2018/1/12掲載)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

共創のケーススタディ

多様化した消費者のニーズ獲得に苦戦する企業
知見や成果の「シェア」で生まれる新しい価値

ここ数年、商品開発に関わる人たちや組織改革に関わる人たちから「共創」という言葉をよく聞くようになりました。想定外の事象が次々と発生するVUCAの時代、消費社会の場では「変化への対応力」が求められており、共創の概念が広まっているのです。

共創は「コ・クリエーション(Co-Creation)」の訳語として、マーケティング手法の一つと捉えられることが一般的でしたが、最近では「オープンイノベーション」の要素を含んだ考え方として広義で使われるようになってきました。エンジニアが集結しソフトウェア開発を競う「ハッカソン」や、新たなビジネスモデルや社会課題への糸口となるアイデアをシェアし合う「アイデアソン」もその一つです。

なぜ今、共創が必要とされているのでしょうか。それは、あらゆるマーケットが成熟し、新しいサービスが生まれにくくなっていることに起因しています。市場での競争が増すことで、製品やサービスの消費サイクルが加速し、企業は製品やサービスの差別化に苦戦。消費者の好みや生活行動も細分化され、一企業の努力だけでは消費者の気持ちをつかむことが困難になってきているのです。

知見や成果を共有する「オープンな環境」が共創には欠かせません。SNSの普及も手伝って、従来のように企業が消費者へ価値を提供するという一方向のベクトルだけではなく、消費者から企業へ、また消費者同士が直接つながり、情報をシェアし合うことが容易になりました。

企業が消費者に一方的に製品を提供し、製品が売れたら完結する時代は終わりました。企業と消費者が継続的につながり、モノがサービス化するこれからの時代、ビジネスにおいて「共創」は重要な手法の一つとなるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい

100年企業
「100年企業」とは、創業以来100年を超えて事業を継承する企業を指し、いわゆる“老舗企業”“長寿企業”の意味で使われる言葉です。日本は世界有数の長寿企業大国といわれ、東京商工リサーチの調査によると、創業100年以上の企業は2012年時点で2万7,441社あることがわかっています。そのうち東証など国...
B to E
「B to E」とは、Business to Employeeの略で、企業の従業員(Employee)向けに提供されるサービスのことです。企業間取引を指すB to B(Business to Business)や企業と一般消費者との取引であるB to C(Business to Consumer)な...
エンプロイメンタビリティ
「エンプロイメンタビリティ」(employmentability)とは、「企業の雇用能力」を意味する用語です。雇用される側からみて魅力的な企業か、継続的に雇用されたいかといった価値に関する概念で、雇用主としての能力や優秀な人材をひきつける吸引力を表します。単に高報酬を保障できればいいということでは...

関連する記事

企業の時短はどこまで進んだ?休日は増えた?「労働時間」と「休日日数」の最新実態
主要企業と中堅・中小企業の2004年度の労働時間と休日について、労務行政研究所の調査結果をもとに探ってみます。
2005/03/28掲載人事・労務実態調査
2016年「ホワイト企業」認定がスタート! 日本次世代企業普及機構(JWS)が取り組む、次世代に残したい良い会社の基準とは?
一般財団法人日本次世代企業普及機構(Japan White Spread:以下、JWS)は、将来性やビジョン、働きがいといった要素において、これからの時代に残すべき素晴らしい中堅中小企業を発掘し、「ホワイト企業」として認定・表彰を行うことを目的に誕生しました。...
2016/02/10掲載注目の記事
「確定拠出年金」と「確定給付企業年金」新企業年金制度の導入パターンを探る
新企業年金制度と企業をめぐる事情について、労務行政研究所の調査をもとに探ってみます。
2005/04/25掲載人事・労務実態調査

関連するキーワード

分類:[ 経営戦略 ]
注目のHR Technology特集

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

高尾の森わくわくビレッジ インディードの採用ノウハウを無料公開
<アンケートのお願い>人事コンサルティングに関する活用実態調査

50音・英数字で用語を探す

新着用語 一覧

注目コンテンツ


注目のHR Technology特集

【採用・退職率予測・エンゲージメント推進】
人事・経営者として知っておきたいHR Technologyサービス、セミナー、資料をピックアップ!


【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


人手不足と多様化の時代<br />
「給与前払い」は人材採用のフックとなるか?
new

人手不足と多様化の時代
「給与前払い」は人材採用のフックとなるか?

人材獲得施策にはさまざまなものがありますが、最近注目されているツールが...


グローバル時代を勝ち抜くために必要な“人材育成とマネジメント”

グローバル時代を勝ち抜くために必要な“人材育成とマネジメント”

日本企業はグローバル化を進めるにあたり、長年解決できない課題を持ち続け...