企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】アクセラレータープログラム アクセラレータープログラム

「アクセラレータープログラム」(accelerator program、以下AP)とは、大手企業や自治体がベンチャー、スタートアップ企業などの新興企業に出資や支援を行うことにより、事業共創を目指すプログラムです。Acceleratorは加速者という意味であり、新興企業の成長速度を加速させることが主な目的です。インキュベーションプログラム(起業支援プログラム)が起業前のアイデアレベルからの支援を目的とするのに対し、APはすでに起業している企業が主な対象となります。
(2017/10/24掲載)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アクセラレータープログラムのケーススタディ

交通、金融、ITなど多くの業種で実施
オープンイノベーションによる成果に期待

一般的にAPは「ウェブなどで募集を開始→書類選考→一次・二次面接→最終選考」という流れで実施され、応募から1~2ヵ月程度で合否が決定。最近は多くの大手企業がAPを立ちあげています。

2017年4月には、JR東日本が「JR東日本スタートアッププログラム」を開始。おおむね創業10年以内の企業が対象の「アクセラレーションコース」と、主に個人を対象にする「インキュベーションコース」を設け、駅や鉄道などの経営資源、グループ事業における情報資源を活用したビジネスやサービスのアイデアを募りました。

また、三菱UFJフィナンシャル・グループの「MUFG Digitalアクセラレータ」ではフィンテック、AIやIoTなどの先端技術、リスク管理、セキュリティといった領域で事業プランを募集。富士通の「富士通アクセラレータプログラム」では、富士通グループの製品・ソリューション・サービスと革新的なスタートアップの技術・製品との組み合わせによる事業プランを募集しました。他にもIBM、ソフトバンク、KDDI、朝日新聞社など、多くの企業がAPを実施。この流れは企業にとどまらず、ベンチャーキャピタルや政府・自治体などもAPを主催しています。

新興企業にとってAPは、厳しいスタートアップ時期に大手企業と手が組めるチャンスであるばかりでなく、メンターからのアドバイスや出資・融資を受けられたり、オフィスやITサービスを安く使えたりするなど、さまざまなメリットがあります。

大手企業にとってもそれは同様で、APによって社内リソースだけでは生み出せない事業を、スピード感をもって数多く立ち上げることができます。また、メンターとしてベンチャー企業に関わった人材が、大企業とは異なる文化を体験することにより、大きく成長することも期待できるでしょう。

オープンイノベーションのトレンドの一つであるAPから、今後どのような成果が生み出されるのか。今後の動向が注目されます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あわせて読みたい

イントラプレナー
イントラプレナー(Intorepreneur)とは「社内起業家」のこと。企業内において新しいビジネスを立ち上げる際、その責務を担うリーダーとなる人材を一般の起業家を意味する「アントレプレナー」(entrepreneur)と区別してこう呼びます。起業家精神はもとより、経営管理能力や事業全般にかかわる...
100年企業
「100年企業」とは、創業以来100年を超えて事業を継承する企業を指し、いわゆる“老舗企業”“長寿企業”の意味で使われる言葉です。日本は世界有数の長寿企業大国といわれ、東京商工リサーチの調査によると、創業100年以上の企業は2012年時点で2万7,441社あることがわかっています。そのうち東証など国...
共創
「共創」とは、多様な立場の人たちと対話しながら、新しい価値を「共」に「創」り上げていくこと。企業の場合は、消費者や協力関係にある企業、社外人材といったステークホルダーを巻き込みながら、プロジェクトを進めていきます。商品を開発・改善したり、広めたりするためのマーケティング手法として、またはイノベーショ...

関連する記事

人事マネジメント「解体新書」第110回 部下のやる気を引き出し、自律を促す「メンター制度」(後編) 新入社員を職場全体で育てていく、キーパーソンとしての「メンター」の役割とは?
近年の新卒採用は売り手市場が一段と進み、採用のミスマッチが顕在化したため、入社後のフォローの重要性が今まで以上に増している。しかし、配属先の現場では早期戦力化が求められ、新入社員の育成・定着に手が回らない企業も多い。そうした中、現場に配属された新入社員を職場全...
2017/12/28掲載人事マネジメント解体新書
人事マネジメント「解体新書」第109回 若手社員のやる気を引き出し、自律を促す「メンター制度」(前編) “人を育てる組織”をどう実現するのか
「メンター制度」を導入することで、若手社員の定着・育成を図ろうとする企業は多い。さらには、メンター制度を運用していく中で、新入社員の定着・育成だけでなく、「メンター」としての先輩若手社員の成長にもつなげようとする企業が増えている。職場全体で人を育てていこうとす...
2017/12/22掲載人事マネジメント解体新書
2016年「ホワイト企業」認定がスタート! 日本次世代企業普及機構(JWS)が取り組む、次世代に残したい良い会社の基準とは?
一般財団法人日本次世代企業普及機構(Japan White Spread:以下、JWS)は、将来性やビジョン、働きがいといった要素において、これからの時代に残すべき素晴らしい中堅中小企業を発掘し、「ホワイト企業」として認定・表彰を行うことを目的に誕生しました。...
2016/02/10掲載注目の記事
注目のHR Technology特集

会員として登録すると、多くの便利なサービスを利用することができます。

高尾の森わくわくビレッジ 学びを可視化する ビジログ
<アンケートのお願い>人事コンサルティングに関する活用実態調査

50音・英数字で用語を探す

新着用語 一覧

注目コンテンツ


注目のHR Technology特集

【採用・退職率予測・エンゲージメント推進】
人事・経営者として知っておきたいHR Technologyサービス、セミナー、資料をピックアップ!


【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


グローバル時代を勝ち抜くために必要な“人材育成とマネジメント”

グローバル時代を勝ち抜くために必要な“人材育成とマネジメント”

日本企業はグローバル化を進めるにあたり、長年解決できない課題を持ち続け...


優秀な人材の流出を未然に防ぐ ~リテンション・マネジメントの最新技術とは~

優秀な人材の流出を未然に防ぐ ~リテンション・マネジメントの最新技術とは~

「日本は雇用の流動性が低い」とよく言われます。「流動性が低いことは問題...