無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

【ヨミ】ヤリガイサクシュ

やりがい搾取

「やりがい搾取」とは、金銭や福利厚生などの待遇改善が不十分なまま「やりがい」のみで仕事をさせ、労働者の労働力や時間を奪い取ることをいいます。「私でないとこの仕事はだめになってしまう」という一種の「やりがい」や「責任感」を与える一方で、待遇は良くない――このような環境は、世の中にありふれているのかもしれません。それは「やりがい搾取」という言葉が注目されていることからも、よくわかります。

掲載日:2016/09/28

1. やりがい搾取とは

やりがい搾取はなぜ起きるのか

なぜ「やりがい搾取」が起きてしまうのでしょうか。また、「やりがい搾取」とは何なのでしょうか。

通常、賃金は労働力や労働時間に対する対価として与えられますが、代わりに「やりがい」という目に見えないものを与えて「労働力を使用する=搾取する」という労働形態が少なくない企業で見られるため、「やりがい搾取」という言葉が生まれました。

「やりがい搾取」の名付け親でもある、教育社会学者で東京大学教授の本田由紀氏は、搾取に結びつきやすい「やりがい」として、「趣味性」「奉仕性」「ゲーム性」「サークル性・カルト性」の四つを挙げています(『軋む社会――教育・仕事・若者の現在』河出書房新社、2011年)。

「趣味性」とは、簡単に言えば「好きだから行っている」状態です。「奉仕性」は言い換えれば「自己犠牲の精神」や、先ほど挙げた「私がいなければ迷惑がかかってしまう」といった例です。「ゲーム性」では、お互いを競争させたり、「あと〇〇でレベルアップ」などと周りとの差別化の圧をかけたりして、やりがいを持たせます。また「サークル性・カルト性」とは、労働者自身が積極的に行動し労働環境が異常であることに労働者自身が気づいていないケースをいいます。仕事や企業に対して、強い信念や信仰心を持っているような環境で起きやすいといわれます。

2. 「やりがい搾取」にならないために

では、「やりがい搾取」にならないために注意すべきこととは何でしょうか。まずは、法律を守ることです。当たり前に聞こえるかもしれませんが、国で定められた労働時間を守らず、残業代も支払わずにサービス残業をさせている企業は少なくありません。

また、業務委託や個人事業主と契約を結ぶ場合であっても、残業代の規定や労働時間などの規定を契約書に明記することで、「やりがい搾取」を防ぐことができます。その上で、労働者と話し合い「報酬をきちんと見直す」ことが必要でしょう。労働者と経営者が話し合い、適切な金額で合意することが大切です。

「エンゲージメント」「モチベーション」の裏で

最近ではエンゲージメントやモチベーションなど、社員の内面にアプローチすることがトレンドとなっています。しかし、それが「やりがい搾取」につながるようではいけません。

「やりがい搾取」を避けるためにも、今一度立ち止まって、「本当に自社は、やりがい以外でしっかり社員に報いているか」を考えるときがきているのではないでしょうか。自社が「やりがい搾取」とささやかれているなら、働き方や報酬、組織体制などを見直すきっかけとすべきかもしれません。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

HRペディア「人事辞典」

HRペディア「人事辞典」

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

用語の基本的な意味、具体的な業務に関する解説や事例などが豊富に掲載されています。掲載用語数は1,300以上、毎月新しい用語を掲載。基礎知識の習得に、課題解決のヒントに、すべてのビジネスパーソンをサポートする人事辞典です。

この記事ジャンル 給与・賞与・インセンティブ

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

「給与・賞与・インセンティブ」に関する記事

「給与・賞与・インセンティブ」に関する人事のQ&A

同一労働同一賃金について

正社員の超過勤務手当⇒1.3倍
パートの超過勤務手当⇒1.25倍

当社の割増手当はそれぞれ上記の割増率を元に計算しております。

共に法定以上の設定ではありますが、差異があるため同一労働同一賃金に抵...

総務の課長さん
東京都/ その他メーカー(従業員数 101~300人)
2021/01/06 13:31 ID:QA-0099621 報酬・賃金 回答終了回答数 4 件

賞与の回数のメリットデメリットにつきまして

現在、弊社では賞与が年2回の支給になっています。
業績変動のイメージを全社で持つことを目的に、Q毎の実績から年4回の賞与支給に転換する方向で検討を進めています。具体的なシミュレーションはまだ行っていな...

人事金太郎さん
東京都/ その他業種(従業員数 101~300人)
2020/12/28 18:05 ID:QA-0099519 報酬・賃金 回答終了回答数 3 件

会員情報追加


メールアドレス
 
氏名

 人

※おおよその数字で構いません

担当する業務と人事経験年数を入力してください

都道府県

※内容はマイページで変更できます

「給与・賞与・インセンティブ」に関する書式・テンプレート