無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

【ヨミ】ビーピーアール

BPR

BPRとは?

「働き方改革」「生産性向上」がスローガンとなる中、「BPR」は注目すべき言葉の一つです。「BPR」とは、「ビジネスプロセス・リエンジニアリング」(Business Process Re-engineering)の略。企業活動の目標(売上、収益率など)を達成するために、既存の業務内容や業務フロー、組織構造、ビジネスルールを全面的に見直し、再設計(リエンジニアリング)することを言います。社内の各業務プロセスを改善するという意味にとどまらず、研究開発や製造、原価・品質管理、製品・サービスの供給、人事評価など、すべての企業活動を顧客(市場)志向の首尾一貫したビジネスプロセスとして再統合および最適化し、効率や生産性を飛躍的に向上させることを目指す経営コンセプトです。

掲載日:2011/11/14 更新日:2019/09/13

組織よりも顧客志向のプロセスを重視
ブームを呼んだ改革の源流は日本にあり

BPR」の概念は1990年代初頭、長期不況の閉塞感にあえぐ米国で生まれました。行き詰まり疲弊した企業経営は、小手先の修正では立て直せない――再び成長軌道を目指すために、従来の方法論にとらわれない抜本的な革新が求められたのです。そうした概念をBPRとして提唱したのが、元マサチューセッツ工科大学教授のマイケル・ハマー博士と経営コンサルタントのジェイムス・チャンピー氏。93年に発表され、大ベストセラーとなった共著『リエンジニアリング革命』(Reengineering the Corporation: A Manifesto for Business Revolution)によって、BPRの考え方は世界的に普及しました。

同書において両氏は、BPRを「コスト、品質、サービス、スピードのような、重大で現代的なパフォーマンス基準を劇的に改善するために、ビジネスプロセスを根本的に考え直し、抜本的にそれをデザインし直すこと」と定義しました。ここでいうプロセスとは、「最終的な顧客に対して価値をもたらす一連の活動」のこと。BPRの原点にはいわゆる伝統的な企業組織――専門化・細分化が進み、プロセスが分断された職能別の分業型組織に対する反省があり、組織よりも顧客から見たプロセスを重視して、ビジネス構造をゼロから再構築することがその本質であるとされています。

BPRが登場した当時、バブル崩壊後の日本でも大いに歓迎され、改革を模索する民間企業のみならず、国や地方自治体などの公共機関にも一種のBPRブームが訪れました。しかし元をただせば、この改革手法の源流は、他ならぬ日本の先進企業にあったのです。ハマーとチャンピーは前掲書で、BPRの具体例としてフォードやコダックの業務改革を挙げています。

フォードでは調達部品の買掛金支払業務を、複数の伝票を突き合わせる古典的な会計処理からペーパーレスのコンピュータ処理に改めることにより、当該部門の大幅な人員削減に成功しました。またコダックでは、カメラ各部の設計部門が統合設計データベースを共有、設計作業を同時並行的に進める革新で、開発期間を半分にまで短縮しました。前者は、提携先の日本のマツダが買掛金支払業務をわずか数名で行っていたのを見習った改革であり、後者の例も、トヨタなど日本の自動車メーカーが開発期間の短縮を目指して実施していたコンカレント・エンジニアリングの手法をとりいれたものです。

日本企業が世界市場を席巻していた80年代後半、米国企業の一部には、カイゼンやQCサークルに代表されるプロセス重視の経営管理手法に日本の競争力の源泉を見出し、そのしくみに学ぶことで再生を図る動きがありました。そうした変化に注目したハマー博士たちが、再生を果たしつつあった企業の改革事例から共通項を抽出し、経営手法として体系化したのが「BPR」なのです。

ところが既存の組織構造の破壊に力点が置かれすぎたため、BPRの普及は結果として人員整理とそれに伴う混乱を増長させることになり、次第に経営手法としての有効性を疑問視する声が強まっていきました。97年には、MITシステムダイナミックス・グループが「リエンジニアリング活動の70%は失敗した」と報告しています。またBPRを推進する企業は、フラットな組織、知識重視、エンパワーメント志向となるため、高度な情報システムの導入が不可欠ですが、日本企業ではこのIT投資の費用対効果が上がらず、“金食い虫”のレッテルをはられるケースも少なくありません。現在では、こうしたプロセス志向の業務改革を単発で終わらせず、BPRをより良く継続的に実施していくためのしくみとして、「BPM」(ビジネスプロセス・マネジメント)が登場しています。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

人事辞典「HRペディア」

人事辞典「HRペディア」

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

用語の基本的な意味、具体的な業務に関する解説や事例などが豊富に掲載されています。掲載用語数は1,400以上、毎月新しい用語を掲載。基礎知識の習得に、課題解決のヒントに、すべてのビジネスパーソンをサポートする人事辞典です。

この記事ジャンル 組織開発手法

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

「組織開発手法」に関する記事

「組織開発手法」に関する人事のQ&A

組織風土醸成の目的で実施する外部テスト結果の利用目的通知要否

基本的な質問で恐縮です。
当社の一部の部署にて、組織風土の活性化を目的とし、外部業者が実施するテスト(TOEICのようなもの)を受検予定です。
受検は当該部署の組織長の号令で実施するもので、特段の理由...

HRビギナーさん
東京都/ 鉄鋼・金属製品・非鉄金属(従業員数 5001~10000人)
2020/12/14 16:31 ID:QA-0099134 育成・研修 解決済み回答数 2 件

社内アンケートの実施方法について

早速ですが、ご相談させていただきます。

従業員コンプライアンスアンケートを毎年実施しております。
会社PCが貸与されている従業員(営業・管理部門)はWEB方式、
会社PCが貸与されていない従業員(生...

くうたろうさん
東京都/ フードサービス(従業員数 1001~3000人)
2020/10/05 14:11 ID:QA-0097248 労務・法務・安全衛生 回答終了回答数 2 件

グループ会社間での人材交流について

掲題の件、ご相談させて頂きたいです。

グループ会社(弊社含め4社)間での人材交流を今後
取り組んでいきたいと思っております。

【目的】
・繁閑期が各社で異なる為、交流する事で
 一人当たりの仕事量...

NNNゆーさん
愛知県/ 輸送機器・自動車(従業員数 501~1000人)
2023/02/20 17:15 ID:QA-0124005 労務・法務・安全衛生 回答終了回答数 3 件

会員情報追加


メールアドレス
 
氏名

 人

※おおよその数字で構いません

担当する業務と人事経験年数を入力してください

都道府県

※内容はマイページで変更できます

「組織開発手法」に関する書式・テンプレート