ストレスチェック制度や過重労働における行政の指導強化、働き方改革など、企業の健康管理にかかわる状況は変化を迎えています。
企業に本当に必要なメンタルヘルス対策とは何でしょうか。今すべきこと、今後見据えるべきものは何でしょうか。
本講座では、これまでのメンタルヘルス対策を振り返りつつ、適切な健康管理体制の構築や若手のメンタルヘルス対策、ストレスチェック制度をどのように運用するかなどの解説を併せて行います。

＜主な内容＞

Ⅰ メンタルヘルス対策の経緯 
  ・精神疾患は増加しているのか
  ・長時間労働に対する行政の指導の強化
  ・行政通達等の解説
  ・精神疾患を把握するための、8つの区分と5つの視点 

Ⅱ メンタルヘルス対策の推進に必要な視点 
  ・なぜメンタルヘルス対策が必要なのか
  ・精神科主治医の現状
  ・復職時に最低限確認すべき事項
  ・復職の際に活用できる社外機関とその効果

Ⅲ 採用、若手対応に必要な視座 
  ・採用と若手育成の課題
  ・管理監督者による育成のヒント 

Ⅳ ストレスチェック制度 
  ・ストレスチェック制度を従来のメンタルヘルス対策の中に組み込む
  ・会社が押さえるべきポイント、集団分析を活用し職場を良くしていく

Ⅴ 健康管理制度の構築と運営 
  ・健康経営への対応
  ・従来人間が行っていた業務が人工知能やロボットに代替可能になるといわれる中での健康管理