人事辞典 掲載日:2018/10/22

【ヨミ】ラテラルシンキング ラテラルシンキング

「ラテラルシンキング」とは、ものの見方の角度を変え、さまざまな視点から自由に発想する思考法のこと。「ラテラル(lateral)」とは「側面の」「横からの」「水平の」といった意味を持ち、日本語では水平思考とも呼ばれます。ラテラルシンキングの対にある思考法として知られるのが、ロジカルシンキング。水平思考に対し、垂直思考と呼ばれます。ロジカルシンキングで出てくる答えは通常一つですが、ラテラルシンキングは答えが複数存在し、自由度が高いことが特徴です。固定観念や既成概念にとらわれない新たなアイデアを生み出すため、近年注目されている考え方です。

ラテラルシンキングのケーススタディ

ルールなどの前提条件を疑う
ラテラルシンキングの鍛え方

ラテラルシンキングを説明するときによくあげられるのが、次の例題です。

問:9個のオレンジを五人の子どもで分けるとき、どうすれば公平に配分できるか。

ロジカルシンキングを用いると、オレンジを一人に一つ配った後で残りの実をバラバラにしてできるだけ同数になるように配る、といった答えが出てきます。一方、ラテラルシンキングでは、そのオレンジを「ジュースやケーキなどにして分配する」という発想が出てきます。「オレンジに手を加えてはいけない」というルールは存在しないので、自由に考えることができるのです。このようにラテラルシンキングには、道筋立てて順に答えに迫っていくロジカルシンキングとは異なり、いきなり答えにたどりつく飛躍的な側面もあります。

では、ラテラルシンキングを鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。自由にアイデアを出せと言われても、フレームワークが全くない状態で思考することはそう簡単ではありません。そこで、ラテラルシンキングを癖づけるいくつかの練習法をご紹介します。

まずは、何か物事が起きたときに自分以外の視点で考える癖をつけること。急に新たな視点を持つことは容易ではありませんが、身近な特定の誰かの立場に立って考えることはできるかもしれません。さらに、前提条件を疑うこと。先ほどのオレンジの例のように、私たちは「オレンジに手を加えてはいけない」といった条件を無意識に持ってしまっているもの。思考の幅を狭めている条件はないか、改めて考えてみるとよいでしょう。

そして、日々の生活や仕事の中でラテラルシンキングを実践することも有効です。思考法は実際に試してみて身に付くもの。ニュース番組や商品を目にしたとき、自分だったらどのように解決していくか考えることを習慣化していると、アイデアが生まれやすい思考が身についていきます。

ラテラルシンキングには明確な正解が存在していません。正しい答えを導くことをゴールにするのではなく、さまざまな可能性を確かめることに価値があるのです。

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