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【ヨミ】ストレスタイセイ ストレス耐性

「ストレス耐性」とはストレスに対するタフさ、ストレスにどれだけ耐えられるかという抵抗力のことです。同じ環境下でも、ストレスを強く感じる人と感じにくい人、あるいはストレスに打ち克てる人とそうでない人がいるのは、個々のストレス耐性に差があるからです。
(2010/9/6掲載)

ストレス耐性のケーススタディ

職場で求められるメンタルタフネス
選考基準に取り入れる企業が増加中

ストレスの原因(ストレッサー)が同じでも、影響の現れ方は人それぞれ。たとえば疲労や不眠、食欲減退といった症状が身体面に出る人もいれば、不安や抑うつ、イライラなどの心理面に現れる人もいます。またミスや不正、遅刻といった行動面への影響が出やすい人や、依存傾向が強まる、自暴自棄になるなど考え方にゆがみが生じる人も。そうした適応反応の違いも、ストレス耐性の個人差に起因するものです。

ストレス耐性は、人によって強さや反応の現われ方が違うだけでなく、同一人物でも、時と場合によって変化することがあります。たとえば日頃はストレスをあまり感じない、精神的にタフな人でも、何か大きな失敗を経験した後は自信喪失によってストレス耐性が弱体化し、小さなストレスでも影響を受けやすくなります。

ストレス耐性を決定する要素には、以下の六つがあります。

  1. 「感知能力」…原因となるストレッサーがあるときに、それに気づくか気づかないか
  2. 「回避能力」…ストレスを作りやすい性格かどうか
  3. 「根本の処理能力」…ストレッサーそのものをなくしたり、弱めたりすることができるか
  4. 「転換能力」…ストレス状態に陥ったとき、そのストレスの意味を良い方向に捉え直すことができるか
  5. 「経験」…いままでどんなストレッサーに、どれくらい晒された経験があるか
  6. 「容量」…ストレスをどれくらい溜めていられるか

近年は、企業が求める人材の条件の一つとしてストレス耐性に注目が集まっています。採用時にその程度を見極めるために、「圧迫面接」を復活させようとする動きも一部にはありますが、企業イメージを損なう恐れがあるほか、評価手法としての信頼性の面で、決して有効とはいえません。採用者は、ストレス耐性を決定づける上記の要素を理解した上で、多面的な観察・評価に努めるべきでしょう。

採用数を絞って厳選したにもかかわらず、期待の若手が入社早々に辞めてしまった――業種業界を問わず、そうしたケースは最近珍しくありません。採用選考の基準にストレス耐性をとり入れる企業が増えているのは、ストレス耐性の弱体化がメンタルヘルスの悪化を招き、早期離職につながりやすいためです。具体的な導入例としては、ストレス耐性が測定できる適性検査や課題達成型のグループ選考、仕事体験型のインターンシップなどがあります。

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