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【ヨミ】ノウフー ノウフー(Know Who)

ノウフー(know who)とは、「誰が何を知っているのか」「どこにどんな業務の経験者やエキスパートがいるのか」といった組織内の人的資源情報を蓄積し、検索できるしくみのこと。専門的なスキルやノウハウを持つ人とそれを必要とする人を、部署間の壁を越えて結びつけることで知識の共有化と有効活用を図る、ナレッジマネジメントには欠かせない要素の一つです。
(2010/3/15掲載)

ノウフー(Know Who)のケーススタディ

“Know How”から“Know Who”へ
社内SNSや社内ブログで人材情報を共有

業務に必要な専門知識や問題解決の知恵を「ノウハウ」と呼びます。ノウハウの習得や蓄積を促すことは人材開発の大きなテーマですが、仕事を通じて個々の社員が身につけるノウハウの量や種類には限界があります。また共有化を図ろうとしても、現場で実際に役立つ情報ほどマニュアルやテキストに落とし込むのは難しいものです。問題解決のノウハウがない場合は、むしろその道の専門家やベテランを探し出し、直接教えを受けたほうが、ノウハウの細かいニュアンスや状況に即した応用法を的確かつスムーズに理解することができるでしょう。組織内に眠る暗黙知を活かすために、ノウハウそのものを“見える化”するのではなく、誰がそれを持っているのか――いわばノウハウの在りかを“見える化”するのが「ノウフー」のねらいです。

具体的には、社員自身が担当業務や得意分野などの情報を登録・更新するデータベースを構築し、イントラネットなどで稼働させるしくみが主流です。誰かが質問を書き込むと、別の人が回答を書き込む電子掲示板を活用しているケースも少なくありません。最近は、社内ブログや社内SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)などのグループウェアを導入し、社員同士の自発的なコミュニケーションを促すことでノウフーを実践する企業が増えています。その大きな理由は“気軽さ”。従来のグループウェアよりざっくばらんに情報の受発信ができるため、誰がどんな仕事をしていて、何に興味があるのかについても自然と相互理解が進み、人材情報がスムーズに共有されるようです。

先進事例として知られるNTT東日本では、2005年秋から社内SNS「Sati」を開始。2年後の07年には、7,500人以上の社員(グループ全体の約15%)が参加する国内最大規模の社内ネットワークを構築するに至りました。ジョンソン・エンド・ジョンソンや損害保険ジャパン、人材サービス大手のインテリジェンスといった企業も、ノウフーの共有を実現するために社内SNSや社内ブログを導入し、成果を上げています。

2010年には団塊世代の大量退職が完了します。高度な技術やノウハウを蓄積してきた世代が職場を離れると、「誰に何を聞けばいいのかわからない」という状況に陥りかねません。多くの企業にとって、ノウフーの構築は喫緊の課題といえるでしょう。

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