ワークプレイスラーニング
ワークプレイスラーニングとは?
ワークプレイスラーニングとは、「働く現場における学習」のことです。個人のスキル向上と組織パフォーマンスの改善を目的とした学習の仕組みをつくり、日々の実務のプロセスに組み込むことによって、高い学習効果を実現します。人材の能力開発に有効な手段として注目されています。
人材の能力向上に欠かせない現場での経験
「実務」と「学習」を連携させる企業内教育
働く現場では、常にあらゆる要望・変化に対応できる知識や、さまざまな問題の解決策を導き出す力が求められています。しかし、そのような能力を高めるには、従来の座学研修やセミナーだけでは限界があります。人は、直接的な経験を通して、新たな知識や価値観を得るものです。つまり、人材の能力向上を促進するには、「実務」と「学習」を連携させた仕組みづくりが必要となります。
例えば、コーチングやメンター制を取り入れたOJTの実施、e-ラーニングの導入などが考えられます。また、社員が業務で得た個別の知識やノウハウを一元で管理・共有できるナレッジマネジメントシステムを構築することで、現場での学習効果も高められます。さらに、問題解決の手段が増えたり、新商品の開発や新たな事業展開などの成果にもつなげることができます。
「現場での学び」を促進する制度を取り入れる上で重要なのは、社員が自発的に学べる環境を整備することです。社員が自ら課題を設定して、学習の機会をさまざまなツールから選択できる──その仕組みを組織のなかでどのように定着させていけるかが課題といえます。
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