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【ヨミ】ワーカーズコープ ワーカーズコープ

Workers Co-op。労働者協同組合あるいは生産者協同組合などと訳されています。働く人自身が資金と知恵を出し合い、社会に必要な仕事を起こし、運営していく非営利組織のことです。
(2005/12/26掲載)

ワーカーズコープのケーススタディ

働く人が資本と労働を持ち寄り
介護などで地域社会に貢献する

コープの名前が示すとおり、いわば生協の労働版です。企業に雇われるのではなく、ワーカーズコープに集まる全員が出資、経営、労働の3つの役割を担い、雇用主と被用者という関係は存在しません。1人1人が対等な立場で責任を分かち合い、能力や技能に合った仕事をして報酬を受け取ります。

ワーカーズコープには大きく2つの流れがあります。1つは生協活動に携わっていた専業主婦を中心に「ワーカーズコレクティブ」の名称でスタートしたもので、この10年来、全国に広がり、1993年の164団体から2003年の580団体に急増。事業高は約130億円に上ります。もう1つは職を失った労働者が自ら働く場を確保しようと始めた「労働者協同組合」をルーツとするものです。こちらは組合員数4万人超、事業高220億円内外となっています(数字はいずれも推計)。

手がける事業も地域密着の福祉・介護から、子育て支援、公共施設の管理、さらには環境や食の分野に至るまで幅広い分野に及んでいます。最近では定年退職組など中高年男性の参加が目立つようになり、定年間近の団塊世代の中にも「定年後は地域に貢献できる仕事がしたい」という人が増えてきました。こうした働き方が増えることは、地域社会の活性化や社会構造の変革につながると期待されています。

しかしその一方、事業資金の調達、安定した収入の確保、社会性と事業性の両立など、取り組むべき課題も少なくありません。また法的根拠となる法律が存在しないため、税法上の優遇措置が受けられなかったり、社会保障の負担が労働者個人にかかるなどのハンディもあります。このため「協同労働の協同組合法」の制定を求める声が上がっています。

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