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【ヨミ】リソースベーストビュー リソース・ベースト・ビュー

「リソース・ベースト・ビュー(RBV)」とは、競争の優位性を獲得するための経営戦略の一つです。組織ごとに異なる独自の経営資源(リソース)は模倣されにくく、仮に模倣するにも多額の費用がかかります。こうした独自のリソースを活用することによって、競争優位の獲得を目指すという考え方がリソース・ベースト・ビューです。組織が持つ資産、人材、技術力、ブランド力など、複製コストがかかるもので、資源の希少性が高ければ高いほど、競争の源泉になりうると考えられます。アメリカの経営学者、ジェイ・B・バーニー氏により提唱された戦略アプローチです。(2019/7/17掲載)

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リソース・ベースト・ビューのケーススタディ

ヒト、カネ、モノ、組織
自社の模倣困難な独自性はどこに?

ビジネスを展開していく際に価格競争には持ち込みたくない、と考える企業は多いでしょう。消費者が商品を決定する要因が「価格」だけになってしまうと、持続的な優位性にはなりえないからです。リソース・ベースト・ビューに基づく考え方には、次のようなものがあります。商品やサービスを開発したときに特許や商標を取ることがありますが、その際に生産ラインや技術力も申請する。すると自社の強みによって、業界のレッドオーシャン化や同質化を防ぐことができる、という考え方です。

組織が保有するリソースは、財務資本、人的資本、物的資本、組織資本の四つがあります。複製が難しいリソースに着目するという考え方は、コアコンピタンスやケイパビリティーの概念とも通ずる部分があります。どちらも経営用語ですが、コアコンピタンスは「顧客に利益をもたらす」「他社から模倣されにくい」「複数の商品を持ち、市場を推進する」という組織能力を表す三つの要素。ケイパビリティーもほぼ同義で、「組織独自の能力」のことを指します。

また、自社のリソースの独自性を見出すための方法の一つに、「VRIO分析」があります。VRIOというのは、「経済価値(Value)」「希少性(Rarity)」「模倣困難性(Inimitability)」、「組織(Organization)」の頭文字をとったもの。これら四つの視点から、企業の強みと市場内での優位性を判断するためのフレームワークです。

リソース・ベースト・ビューを成功させるためには、VRIO分析のなかでも特に「模倣困難性」を正確に測定する必要があります。テクノロジーが発展したり、M&Aが積極的になったりすることで、ケイパビリティーも代替可能になるからです。

全てのリソースを永久的に持続することは難しい。そんなときは、「経済価値」が誰に、どのような影響を与えているかを考えるとよいでしょう。価値の内容を分析することにより、適切なタイミングで商品やサービスのマイナーチェンジを行いながら、企業としての独自性を磨き続けることができるのです。

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