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【ヨミ】ナレッジワーカー ナレッジワーカー

「ナレッジワーカー(knowledge worker)」とは、自らの知識によって企業や社会に貢献する労働者のことを指します。オーストリアの経済学者ピーター・ドラッカーによって提唱された概念で、労働力に基づいた価値ではなく、社会的な影響や貢献度などが価値となる点が特徴です。製造業などに従事する単純労働と対立する概念でもあり、高度経済成長期の日本のような有形商材を扱っていた時代から、テクノロジーの躍進によって知的な無形サービスへのシフトしていく中で、ナレッジワーカーとしての働き方が求められるようになりました。
(2018/12/17掲載)

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ナレッジワーカーのケーススタディ

高度な知識をどう処理するか、
ナレッジワーカーに必要な労働の「質」

労働スタイルを表す言葉に「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」があります。それでは、「ナレッジワーカー」は「ホワイトカラー」と同義かというと、その限りではありません。「ナレッジワーカー」の対にあたるものは「マニュアルワーカー」と呼ばれ、その名の通りマニュアルに沿った仕事を行う労働者を表します。例えば、決められた作業のみを行う一般事務などは、「ホワイトカラー」であり「マニュアルワーカー」に分類されるのです。

ナレッジワーカーの概念を説明する前に、「知識」と「知恵」の違いにも触れておきましょう。知識とは、あるものごとについて知っていること。それに対して知恵は、ものごとの道理を理解し、データを適切に処理することをいいます。つまり、知識や経験を臨機応変に活用していける能力を知恵と呼ぶのです。これはよく料理にも例えられ、食材という素材が知識だとすれば、知恵は料理法だといえます。知識のない知恵も、知恵のない知識も、ビジネスにおいてはあまり価値があるとはいえません。知識と知恵の両輪がそろっていることで、互いの価値を発揮できるのです。

それを踏まえると、ナレッジワーカーは「高度で専門的な知識」と「十分な経験から生まれる知恵」を持ち合わせている人のことといえます。企業にとって知的資本を新しく生み出すためには、どんな知識を得て、何と何を掛け合わせるかという、まさに料理のような能力が必要です。

ナレッジワーカーは学習意欲が高く、他の分野にも広く関心をもつことを惜しみません。また、自身が働く目的や価値観、達成感を重視するという特徴もあります。40年以上も前にドラッカーが著書の中で予見していた通り、労働の「量」より「質」が求められるようになった現代において、ナレッジワーカーは今後ますます企業にとって欠かせない存在となっていくでしょう。

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