部下のメンタルヘルス対策に「フェア・マネジメント」を 働く人のメンタルヘルス不調は増加傾向にあります。従業員のメンタルヘルス不調を未然に防ぐためには、上司がフェア(=公正)であること、「フェア・マネジメント」が重要です。
ビタミンモデルとは|意味とチェックすべき職場環境 「ビタミンモデル」とは、英国の心理学者ピーター・ウォール氏が1987年に唱えた労働ストレス理論。職場における九つの環境特性が、労働者のメンタルヘルスと深く関わりがあることを説いています。名称の由来は、九つの環境特性を栄養の「ビタミン」になぞらえて説明...
「感情労働」のポジティブな効果とは? 感情の扱い方を知り、やりがいを実現 自分の感情をコントロールして顧客と向き合い、ストレスを感じる場面が多い感情労働。接客業などにとどまらず、頭脳労働にも感情労働の要素があるとされています。感情労働について研究する東京成徳大学 准教授の関谷大輝さんによると、「感情労働ではストレスは避けら...
海外駐在員のメンタルヘルスケア~現状と必要なサポート~ 海外駐在は大きなチャンスであり、楽しみである反面、様々な不安がつきものだ。言語や文化の違い、仕事のプレッシャー、帯同家族がうまく適応できるかなどが例として挙げられる。海外渡航は誰にでもストレスフルであり、メンタル関連の問題の発生・再発との関連性が指摘...
もしかして燃え尽き症候群? 様子が気になる部下への対応-職場のモヤモヤ解決図鑑【第67回】 部下の様子が気になり、人事に相談した山下さん。大きくて責任のあるプロジェクトに取り組んでいた部下に何かあったのではないかと心配しています。原因と対処法について見ていきましょう。
定年後の働き方とこころの健康の関係 定年後の働き方の違いは、人々のウェルビーイングにどのような影響を与えるのだろうか。本稿では、定年後の働き方の違いがこころの健康にどう影響するかを、ニッセイ基礎研究所が定年直前直後の年齢の正社員/公務員/元正社員/元公務員を対象に行った独自の調査を用い...
レジリエンスとは|心理学・ビジネスでの意味や注目される背景 「レジリエンス(resilience)」とは、日本語にすると「弾力性」や「回復力」「しなやかさ」を表します。もともと心理学で使われることの多かった言葉ですが、予測が困難で変化の激しい近年、教育現場や組織においてもレジリエンスの強化が求められています。...
個人がレジリエンスを高めるためには レジリエンスは、ビジネスにおいて「困難や逆境を乗り越え回復する力」を意味する言葉です。個人のレジリエンスが高い状態とは、「個人に大きな精神的ストレスを与える出来事があっても、乗り越えられる状態」のことを指します。仕事で壁にぶつかることは避けられません...
企業がレジリエンスを高めるための取り組み レジリエンスは、ビジネスにおいて「困難や逆境を乗り越え回復する力」を意味する言葉です。企業においてレジリエンスが高い状態とは、「事業を脅かすような危機が訪れても対処できる状態」を指します。事業の不振や天災の発生など、企業には予期せぬさまざまな困難が降...
メンタル不調を防ぎ、いきいきとした職場をつくる「ポジティブメンタルヘルス」とは―職場のモヤモヤ解決図鑑【第42回】 従業員がいきいきと働ける職場づくりに取り組むたカギとなる「ポジティブメンタルヘルス」とはどのような考え方なのでしょうか。ポジティブメンタルヘルスの意味とともに、具体的な取り組みや企業事例を見ていきます。
メンタル不調になった従業員の休職手続きを解説。人事がすべき対応と心構えとは―職場のモヤモヤ解決図鑑【第41回】 マネジャーから「部下がメンタル不調を抱えている可能性がある」と相談を受けたらどう対応すべきなのでしょうか。従業員が休職する際は、産業医への相談や休職後の復職支援など、人事として対応するべきことが多々あります。メンタル不調での休職対応にあたって、人事が...
過緊張とは――意味、仕事で過緊張にならないために注意することは 「過緊張」とは、ストレスによる緊張で、交感神経が過剰に優位になってしまう状態のこと。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、両者が上がったり下がったりしながら均衡を保っています。しかし、強いストレスにさらされたときや慢性的なストレス状態が続いていると...
「戦略的に」ポジティブメンタルヘルス対策に取り組む さまざまなストレスの影響で、多くの人がメンタルヘルス不調や仕事のパフォーマンス低下などの問題を抱えながら仕事をしています。企業における「人」「組織」の活性化を担う人事部門には、社員がイキイキと前向きに働くことのできる職場づくりが求められていますが、具...
川上憲人さんに聞く:アフターコロナの働き方・キャリア観に対応する、いきいき職場づくり。自律分散型組織、ハイブリッドワークを見据えた考え方 コロナ禍により、多くの企業が取り入れたテレワーク。ポストコロナの時代も、ハイブリッドワークはスタンダードになるだろうと言われています。従業員がバラバラの時間と場所で働くなか、一人ひとりがいきいきと働ける職場づくりを、どのように進めればよいのでしょうか...
セルフケアの枠を超えて――ワーク・エンゲイジメントに着目した「これからの」個人向けストレス対策 これまでのように全員が同じ場所で働いていたときは、メンタルヘルス対策のキーパーソンは管理監督者でした。しかし、これからは働く一人ひとりが「自律して」メンタルヘルス対策に取り組めるように支援する、個人向けストレス対策がいっそう重要になってきます。
富士通グループに学ぶ働きがいのある職場づくり―日本の人事部「HRアカデミー」開催レポート 従業員の幸福感や自己肯定感に着目し、心身ともに健康でいられるように働きかけるポジティブ・メンタルヘルス。メンタル不調の予防はもちろん、組織の生産性向上、イノベーション創発にも効果が期待されるが、企業は具体的にどのような取り組みを行えばいいのだろうか。...
うつ病やメンタル不調のリスクを減らす リモートワーク時代に必要なラインケア・セルフケアとは リモートワークは自由度の高い働き方とされる一方で、従来の労働慣行とは異なる面があるため、新たなストレスも生んでいます。人事が特に気をつけたいのが、社員のうつ対策。顔が見えにくいだけに、心身の異変に気づくのが遅れて、ケアやフォローが後手に回ってしまう可...
コロナ禍でもメンタルヘルス研修を止めないために! オンライン形式での実施のポイント/ ポジティブに取り組む「職場のメンタルヘルス」 新型コロナウイルスへの対応が求められるようになってから1年半が過ぎました。皆さんの会社では、どのようにメンタルヘルス研修を実施していますか。今年7月に、厚生労働省より平成30年および令和2年の労働安全衛生調査(実態調査)が公表されました。調査結果を見...
新型コロナ 不安と抑うつの増加-心の健康はどのような影響を受けているか? 新型コロナは、欧米各国でワクチン接種が進み、感染が落ち着いてきた。ヨーロッパでは、ロックダウン(都市封鎖)を緩和する動きもみられる。一方、インドやブラジルでは、感染力が強いとされる変異ウイルスが、依然として猛威を振るっている。海外では、コロナに伴う不...
体系的・継続的な教育で従業員のセルフケア力をアップ ブラザー工業が注力するメンタルヘルス対策 生産性の向上やイノベーション創発のためには、従業員が心身ともに健康でいることが欠かせません。多くの企業が、従業員のメンタル不調を防ぎ、いきいきと働いてもらう方法を模索しています。ブラザー工業では、2005年頃からメンタルヘルス対策に注力。「ブラザーメ...