無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

次世代を育てる

「次世代を育てる」をテーマにお話したいと思います。

先日、定年を向かえ2年が過ぎた先輩の様子を伺う機会がありました。

この頃どうしておられるかお聞きすると、

「月3~4回の旅行とその計画だよ」ということでした。

 

そのとき、ふと頭に浮かんだのが、

心理学者エリクソンのいう「ジェネラティビティ(generativity)」という言葉です。

ジェネラティビティとは、

「次世代が価値を生み出す行為に積極的に関わっていくこと」であり、

次の世代を育てようという関心や欲求のことです。

この先輩を批判する意味ではないのですが、

もし退職後の関心が、自生活の楽しみ中心なのであれば寂しさを禁じ得ません。

 

大阪大学大学院準教授で宗教的利他主義を研究する稲葉圭信先生は、

その著作『利他主義と宗教』のなかでジェネラティビティは、

自然に生まれるのではなく条件が必要であると指摘します。

要約するとそれは以下の4つになります。

 

1.          一人の人間として認められ、誇りの持てる生き方をしてきた

2.          人とのつながりや温かさを感じてきた

3.          人や社会に感謝の念を持てるような環境にあった

4.          人の悲しみや苦しみを共感することができるような心が育つ環境にあった

 

私自身、日々悩み多き経営者やマネジャーの方々とともに悪戦苦闘する者として、

まずは、安心してつながれる場をつくること、

そして、相手や組織を思いつつ、厳しく踏み込める関係性があることが、

組織において重要であると実感しています。

 

「ジェネラティビティ(generativity)」は、「生成継承性」と訳され、

「生み出す」と「継承する」という矛盾する概念を合わせた造語です。

世代を超えて、新しいものを生み出しながら、古いものを継承していく、

長い時間軸で次世代に思いを馳せ、自分の責任を果たしていく。

これは、組織や企業、延いては人類が発展していくうえで

欠かせない重要なことだと思います。

「次世代を育てる」連鎖に注力していきたいと気持ちを新たにした出来事でした。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • コーチング・ファシリテーション
  • チームビルディング

東洋思想とポジティブ心理学を援用した、“協奏する組織論”を提唱、本質的な組織開発を専門としている。

経営学博士としてのアカデミックなバックボーンと、現場での体験を活かした組織開発を実施。大手電気機器メーカー、大手精密化学メーカー、大手自動車メーカー、行政機関など組織開発の実績多数。特にミドルマネジャーを中核とした組織活性化を得意とする。

小森谷 浩志(コモリヤ ヒロシ) 株式会社ジェイフィール コンサルタント

小森谷 浩志
対応エリア 全国
所在地 渋谷区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

多様性にチャレンジ意欲を醸成し、イノベーティブなチームになる

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「多様性に“チャレンジ”意欲を醸成し、 イノベーティブなチームになる」 について一緒に考えていきたいと思います...

2024/11/20 ID:CA-0005727 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン