無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

第1回 なぜ、またイノベーションなのか?


あなたは、イノベーションと聞くと、どのようなイメージを持っていますか?



世の中にない画期的なものを生み出す、従来のやり方を大きく変える、新たな知を創造する、社会に大きなインパクトを与える ・・・。



確かに究極のイノベーションとは、こうした人々の生活を飛躍的な高めるような非連続な変化を生み出すことです。そんな大きな変化をあなたは起こしたことがありますかと聞かれると、多くの人たちは困ってしまうのではないでしょうか。イノベーションという言葉が、自分にとってはかなりハードルの高い、自分には縁遠い言葉のように感じる人が多くいるように思います。



ところが、イノベーションという言葉が今、多くの現場に求められるようになってきています。実際に、ビジネスモデル・イノベーション、デザイン・イノベーション、リバース・イノベーション、オープン・イノベーション、ソーシャル・イノベーションなど、多くの言葉が書籍や論文で発表され、イノベーションという概念があらためて脚光を浴びてきています。



それぞれのコンセプトや手法がどういうものかは、今後取り上げていきますが、どうして急にイノベーションに関する議論が増えてきているのでしょうか。従来のイノベーションの議論とは何が違うのでしょうか。



イノベーションの議論が増えている直接的な要因は、このままコスト競争を続けていても生き残れないという危機感です。グローバル・コスト競争による消耗戦で、企業も現場もすでに限界に来ています。中国やアジアに展開して、生産拠点をつくり、徹底したコストダウンを追求しても、急に出てきたアジアの企業に追い抜かれる。それこそ、コスト面で負けているだけなく、現地のニーズを汲み取った細かな工夫の差、マーケティングの差で負けていく。品質や技術を追求すれば、日本製品は負けないという時代ではもうなくなったということです。



そうした状況の中で、従来のイノベーションとは異なるイノベーションが求められてきています。それは、イノベーションといっても、その価値が顧客や市場、ひいては社会にとって、大きな意味あるものでなければ、多様性の一つとして埋もれていくということです。商品やサービスのバリエーションが増えすぎて、顧客からすると価値の差が見えない。いくら技術的に優れたものをつくっても、それが自分の生活を大きく変えるものにならなければ手を出さない。特に新興国の市場に受け入れられるものは、よりシンプルで低コストだけれども、生活を一変させる、普遍性の高いものを生み出す必要がある。さらに、こうした新興国、後進国で生み出された革新が先進国にフィードバックされることで、より根源的なニーズに気づいていく。今求められているのは、成熟化社会における生活や社会のあり方を根幹から変える本質的なイノベーションなのです。



そして最後に、イノベーションを技術革新がともなう製品やサービスの開発という視点や製造技術の革新という特定要素の革新という考え方から、むしろ製品とサービスおよびその生み出し方までも含めた、プロセス全体の革新、あるいは価値の創造と届け方の革新という広い視野で捉えるようになってきているということです。一人ものづくり、マイクロものづくりが注目されてきていますが、基本的な知識と、独自のアイデアがあれば、一人でもものづくりができ、販売できる時代にもなりました。インターネットを通じて、自分のアイデアへの賛同者が集まれば、生産、販売のプロと組んで、新しい製品やサービスを創造することができる。世界の、そして日本の中にある、今まで簡単に出会えなかった人たちと、思いを共有し、知恵や技術を持ち寄り、大きな革新を起こせるようになってきたのです。



先進国は成熟社会となり、環境問題が深刻になる中で、どう生きていくかが問われています。新興国や後進国は、命の危険にさらされる、生きるためにまだまだ多くの知恵と技術を必要としています。この二つのニーズは切り離されているのではなく、つながっていきます。世界という目線で人がともに生きていく社会に向けて、今、自分たちは何ができるのか、自分の企業は世界に何を提供していくのか。そんなことを各現場で、みんなで考えていくことで、あらためて今の仕事の意味を再確認し、より本質的な価値を生み出せるようになります。



この連載コラムでは、こうしたことを考え、議論し、踏み出していける企業、職場にどうしたら変われるのか、そのとき一人ひとりの壁をどう超えていけばよいのか、イノベーションを起こせる組織づくり、人づくりという視点で、今、企業が考えるべきこと、取り組むべきことについて、書いていきたいと思います。

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • チームビルディング

ベストセラー「不機嫌な職場」の著者
リレーションシップを基軸にした新たなマネジメント論を提唱

「つながり力」の再生が、個を活かし、組織を強くする。
「組織感情」「リレーションシップ」など、組織力を高めるための方法論を数多く提案。
個々人が働く喜びを取り戻し、組織がイキイキと動き出す支援をしています。

高橋 克徳(タカハシ カツノリ) 株式会社ジェイフィール代表取締役  武蔵野大学経営学部 特任教授

高橋 克徳
対応エリア 全国
所在地 渋谷区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

部下の弱音を吹き飛ばすリーダーの一言~組織のD&I実現の土台

細木聡子(株式会社リノパートナーズ代表取締役/技術系ダイバーシティ経営コンサルタント/(公財)21世紀職業財団客員講師/中小企業診断士)

今回は、 「一人ひとりが充実した仕事人生を送れる組織となる」 について一緒に考えていきたいと思います。   ┏━━━...

2024/04/26 ID:CA-0005316 ダイバーシティ&インクルージョン