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「成果を出すための活動」と「手法を学ぶ研修」を結びつけたい


変革活動を通して、リーダーの成長について探求してきました。

初めまして、“変革コーチ”の大國仁です。変革コーチという言葉は私が勝手に作った言葉です。企業変革において、重要な課題の解決に取り組むリーダーや関係者に研修やコーチングを行うのが、“変革コーチ” です。

経営コンサルタントとして企業の変革をお手伝いする際には、事業の収益性を抜本的に改善することと同時に、その企業のリーダーの成長も期待されることは珍しくありませんでした。そのため、課題解決を推進するリーダーのコーチ役も務めてきました。具体的には、研修で課題の決定や解決に必要な手法を一つの「型」として紹介し、コーチング(リーダーへの定期的な個別フォロー)でその手法の活用方法やメンバーの巻き込み方、経営陣への提言方法といった課題解決に必要なアドバイスをしてきました。また、課題解決の伴走者として、心の支えになることも重要な役割でした。

企業変革の推進役という厳しい立場に置かれ、大きく成長していくリーダーの姿を目の当たりにしながら、「リーダーはどのように成長するのか?」「その成長を促進するために有効な手段は何か?」を研究してきました。また、成果が求められる経営コンサルタントと人材の成長促進が求められる研修講師では、立場や視点が異なりますが、「成果を出すことを通じたリーダーや組織の成長」として捉えると、いろいろな問題点も見えてきました。

本コラムでは、これまでに得られた示唆や問題点について少しずつ紹介していきたいと思います。

「成果を出すための活動」と「手法を学ぶ研修」の断層

今回は手始めに、「成果を出すための活動」と「手法を学ぶ研修」の関連性について触れたいと思います。これらが明確に紐づけられていることが理想ですが、関連性が不明確なことが多いのが実態です。成果を出すために必要な内容が研修から漏れていることも珍しくありません。言わば“断層”があるのです。

10年間変革コーチを経験してきた中で、特に影響の大きかった3つの断層を紹介します。

1.成果を出すための課題の設定方法

戦略論における経営課題に比べて、4~5か月(長くても1年)くらいで解決策を実行するような課題は具体性が高くなります。つまり、経営課題を適切なサイズの課題へと分解していく必要があります。また、分解された課題の優先順位も考える必要があります。戦略論と課題解決法の中間にある「課題の設定方法」について形式知化する前は、課題の決定までの時間が長くなり、決定後も課題の認識のブレによる混乱が起こって、約4割の課題が期限までに解決策を実行できませんでした。

2.課題の目的や解決へのアプローチに応じた手法の活用

一口に課題と言っても様々なものがあります。主に目的や解決へのアプローチが異なります。課題の目的は、事業プロセスの改善、組織・体制の見直し、仕組みの整備の3つに大きく分類されます。課題の解決には、発生している問題の真の原因を突き止めて手を打つ原因究明アプローチと、あるべき姿を一から設計する理想設計アプローチの2つがあります。このような課題の目的や解決へのアプローチによって、プロジェクトマネジメントの力の入れ所が変わってきます。研修で紹介した課題解決やプロジェクトマネジメントのツールを全て実施しようとすると、活動のスピードが鈍ってしまいます。ツールに使われないように、言わば“いい加減”に活用するポイントが大切になるのです。

3.ロジカルシンキングを活用する場面と具体的な活用方法

最後はロジカルシンキングに関する断層です。私が以前実施していた研修は、ロジカルシンキングの重要性やMECEやロジックツリーといった基本を紹介し、いくつかの演習で思考法に慣れてもらうものでした。その時は課題解決に臨む上で十分な内容だと思っていました。ところが、研修後の成果を出す活動の中で、何人かのリーダーから「ロジカルシンキングって、こういうことだったのですね」と言われてしまったのです。研修では、ロジカルシンキングの具体的な活用場面がイメージできていなかったそうです。確かに、課題の設定、原因の究明、解決策の決定、効果の定着化といった場面によって、ロジカルシンキングを活用するメリットや切り口を選ぶポイントなどが異なります。成果を出すためには、そのような場面と活用方法をマスターする必要があるのです。

いかがでしたか? 似たような経験や問題意識をお持ちの方はいらっしゃいますか?

「成果を出すための活動」と「手法を学ぶための研修」の“断層”は、他にもたくさんあります。このような“断層”を認識し、ていねいに埋めていくことが、成果を出すために重要なのです。



長文になってしまいましたが、最後まで目を通していただきまして、誠にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。



(次回は、研修講師の視点から『「研修のおかげで成果が出た」と言ってもらうことの難しさ』を紹介する予定です)

  • 経営戦略・経営管理
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  • マネジメント
  • コーチング・ファシリテーション
  • ロジカルシンキング・課題解決

リーダー達が、自社の変革活動を進め、着実に成果を出しながら、次のステージへと成長していくために、パートナーとして支援する“変革コーチ”です。

豊富な改革支援の経験をもとに、既存事業の強化や新規事業の立ち上げといったテーマを題材として、「適切な課題設定」「効率的な課題解決」「適度なイノベーションによる新事業の創造」「ビジネスモデルの構築」などを実践できる力を身につけていただけます

大國 仁(オオクニ ジン) 株式会社ACWパートナーズ 代表パートナー

大國 仁
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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