無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

失敗から学ぶ新規事業成功のポイント~プレモータムシンキング~

失敗から学ぶ新規事業成功のポイント~プレモータムシンキング~


環境変化が激しく、VUCAの時代と呼ばれる昨今のビジネスシーンにおいて、新規事業を考え・生み出していくことは全ての企業にとって共通の経営課題といえます。しかし、リソースも限られる中で、闇雲にトライ&エラーを繰り返している余裕もなく、出来る限りスピーディーに、かつ失敗するリスクを排除して事業化していかなければなりません。新規事業開発における失敗要因や失敗事例から、成功確率を高めるポイントについて考えていきます。


―新規事業の成功確率

新規事業の必要性は、多くの企業が認識していると思われますが、その成功確率はどれくらいでしょうか?過去に行われた中小企業庁の調査によると、新規事業に取り組んだ企業のうち、「成功している」と回答した企業は約29%です。また、そのうち、「経常利益率が増加」傾向にある企業は約半数となっています。新規事業の成功の定義をどう捉えるかは企業によりますが、このデータから、新規事業の成功確率はおよそ1割~2割程度と考えられます。新規事業を10事業立ち上げたとしても、成功するのは1つか2つとなります。さらに言えば、1つの新規事業を立ち上げるだけで、どれだけの時間とコストを要するでしょうか?多くの企業では、既存の業務を行いながら、プラスアルファで新規事業のアイデア創出からビジネスモデルの検討、立上げ準備を進めるため、年単位での時間を要します。この確立と労力に対し、ヒト・モノ・カネのリソースを割くことは非効率とも捉えられますが、それでも企業の成長発展のために新規事業へのチャレンジが必要なことに変わりはありません。出来る限り、この確率を高めるためには、失敗要因を仮説し、事前にその要因を潰しこんでおく考え(=プレモータムシンキング)が必要になります。

図1「新規事業展開の成否別に見た、経常利益の傾向」
出典:中小企業庁「中小企業白書2017」


―新規事業が失敗する5大要因

1.調査不足による戦略のミス
典型的な失敗のパターンとして、事前の市場調査やニーズ調査など、内外環境の調査において、その内容の不足やミスリードによって戦略そのものが不十分あるいは間違っていることです。戦略そのものを間違ってしまうと、その後、いくら現場レベルでの対策を打っても根本的な解決にはならないため、挽回(成功)させることは難しくなります。自社で分析や戦略設計ができる人材がいない場合、コンサルティング会社などの外部パートナーを活用すると良いでしょう。

2.企業・既存事業とのミスマッチ
経営理念やクレドに掲げている内容に沿わない事業や、既存事業と全く関連のない分野での新規事業は、社員やステークホルダーからの共感を得ることができず、失敗する確率が高いです。経営理念やクレドは、企業における最上位の判断基準であるため、これにマッチしない新規事業はそもそも実施すべきではないでしょう。また、既存事業との関連性においては、全く関連のない分野では社内外の共感を得られないばかりか、経験も知見もないため失敗の可能性を高めてしまうだけです。世間の人気や流行りといったムーブメントに煽られて始める新規事業は、一過性のものとなり続かないでしょう。成功確率を高めるには、自社の知見を活かせる分野であることがセオリーです。富士フイルムは、今や医療・医薬、美容系分野でポジションを確立し成功していますが、その新規事業参入の背景には、写真・フィルム分野で培った抗酸化技術やコラーゲンに関する知見、ナノ技術などが応用されています。

3.リーダーの熱量不足
新規事業は、「何をするか」と同じくらい「誰がするか」も重要な要素となります。推進責任者であるリーダーの熱量が低いようでは、成功する事業も成功しないでしょう。リーダー人材には、「なにがなんでも成功させる!」という強い意志を持つ人材や、エース級の人材を選任することが良いでしょう。また、一緒に取り組んでいくメンバーも、リーダーの想いに共感・共鳴する人材を集めるとより成功確率が高まるでしょう。

一方で、その他の社員に対する理解を促す働きかけも企業として必要です。新規事業のプロジェクトメンバーは、通常業務を行いながら取り組むことも多いため、まわりの社員へ負荷や迷惑をかける場面も想定されます。会社のミッションとして取り組んでもらっている旨を全社に丁寧に説明し、理解と協力をいただけるように務める必要があります。

4.意思決定の遅れ
新規事業推進に関わるメンバーを多くし過ぎたり、意思決定権が不明確であると、スピーディーな意思決定や的確な判断ができなくなってしまいます。「船頭多くして船山に上る」状態になりかねません。参画メンバーは少数精鋭にすることと併せて、リーダーの権限と経営陣の関与の仕方などを明確にしておきましょう。

また、意思決定が遅れるもう1つの要因が投資判断です。新規事業は、特に具現化していく際には、ハードあるいはソフトに対する一定の投資が必要になります。その投資額に対し、トップがGOサインを出し切れず、事業化が遅れる、あるいは断念するケースは多く見られます。新規事業へのチャレンジを決めた以上、あらかじめ投資余力の見積りからその事業にかける予算枠は設けておきましょう。加えて、トップは"覚悟"を持っておかなければなりません。

5.撤退基準の未設定
新規事業立ち上げ当初は、赤字からスタートすることが一般的です。その赤字をなかなか黒字化できない場合、「ここまでやってきたので途中で引けない」という考えから、いつまでも赤字を引きずってしまうケースがあります。人は、投資が大きいほど損失を取り返そうという心理が働いてしまいます。あらかじめ、撤退基準(期間、売上、投資上限 など)を設定しておくことで、投資額や赤字が膨れ上がっていくことを抑えることができます。明確な引き際を定めておくと、次の事業や別の事業にリソースを割く判断ができるようにもなります。


―慎重とスピードのバランス

上記で挙げた失敗要因の他にも、より具体的な事業計画レベルでは、「想定より客数が伸びなかったら?」「思っていたより顧客の評判が良くなかったら?」「予算より原材料価格が高騰したら?」など、あらゆる仮説が考えられます。事業計画は楽観的な計画だけでなく、悲観的な計画も設計しておくと対応も取りやすくなります。

このように、あらゆる失敗要因を考え、潰しておくことは大事である一方、慎重に考え過ぎるあまり時間をかけすぎることも良くありません。今の時代、どこからどんなライバル社が登場するかわかりません。ましてや、モノ余りの時代において、完全なブルーオーシャンな市場を見出すことは極めて困難です。考えた事業は、既に類似の商品やサービスが市場にあることの方がはるかに多いです。つまり、ゆっくり考えすぎていてはその間に他社にポジションを取られてしまうということです。新規事業プロジェクトの期間を限定し、足りない人材や知見は外部にも相談しながらスピーディーに進めていかなければなりません。そして、早く市場にローンチし、顧客の反応を伺うことです。顧客の反応を確認しながら、商品・サービスをブラッシュアップしていくことでクオリティを高めていきましょう。


※本コラムは林が、タナベコンサルティングの長期ビジョン・中期経営計画策定の情報サイトにて連載している記事を転載したものです。

【コンサルタント紹介】
株式会社タナベコンサルティング
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部 チーフマネジャー
林 洸一

大手アパレルメーカーにて、ファッション・ユニフォーム・インナー・産業繊維など幅広い研究開発業務に従事し、当社入社。クライアントのコアコンピタンスを軸とした新規事業開発や事業戦略策定をはじめ、ナンバーワンブランド研究会サブリーダーとして、ブランディング・マーケティング領域においても企業価値を高めるコンサルティング活動を展開。

主な実績
・事業戦略策定
・ブランディング戦略策定
・ビジネスデューデリジェンス
・新規事業開発
・社内アカデミー構築

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • ロジカルシンキング・課題解決
  • リスクマネジメント・情報管理

VUCAの時代に挑む成長戦略の立案。
長期ビジョン構築~中期経営計画策定まで企業の実情に即したコンサルティングで成長と変革をサポートします。

理念を実装させるパーパス経営の確立から、成長戦略をベースとした長期ビジョン、中期経営計画の策定、実行具体策の実装、グローバル戦略や新規事業開発などのサステナブル経営に必要不可欠なコンサルティングを提供。

タナベコンサルティング ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部 コンサルタント(タナベコンサルティング ストラテジードメインコンサルティングジギョウブ コンサルタント) コンサルタント

タナベコンサルティング ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部 コンサルタント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

情報の関係性を意識した話し方│学習効果を最大化する伝え方

坂田 和則(株式会社ナレッジリーン(旧 知識経営研究所) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー)

「売れっ子?研修講師の信念」 とにかくつまらない。 話がダラダラ続く。 テキストに書いてあることを読み続ける。 今日...

2024/03/04 ID:CA-0005151 プレゼンテーション

多様な価値観混在時代「ここで働き続けたい」組織づくりの第一歩

瀬川 智美子(Six Stars Consulting株式会社 研修コーディネーター(実践するマネジメント読書会(R)認定ファシリテーター))

大手を振って人と会うのがためらわれた数年が過ぎ去り、温度感が伝わる距離で微笑みあう人々の姿も見受けられるようになりました...

2024/03/04 ID:CA-0005150 定着・育成に向けた風土づくり