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部署ごとにもビジョンは必要?会社と部署のビジョン例をご紹介

部署ごとにもビジョンは必要?会社と部署のビジョン例をご紹介

会社のビジョンは、部署のレベルで捉えると大きく感じるのではないでしょうか。「部署ごとに具体化したビジョンがあってもよいのでは?」と思うかもしれません。
ビジョンが組織に浸透するには、部署や個人のビジョンへの落とし込みが必要です。従業員が具体的にイメージできるビジョンを策定できれば、自分ごととして捉えられます。

今回は、会社のビジョンの浸透と、部署や個人のビジョン策定について解説します。


―企業や部署でビジョンが必要な理由

ビジョンは、企業の方向性を全社で共有するために必要です。部署や個人が抱える課題を、企業の方向性に合致しているか判断するためにも必要でしょう。

ビジョンの浸透には、企業と部署、さらには個人との共有が重要です。部署や個人がビジョンを理解して賛同し、業務の延長線上に位置付ければ、ビジョンに近づく行動ができます。


―部署内で共有するビジョン事例

企業はどのような形でビジョンを部署や個人に共有しているのでしょうか。ここからは、有名な企業の事例をご紹介します。
大きな組織であるほど、トップと部署、個人の認識のズレが発生しやすいといえます。継続的な活動が必要です。

①ヤフー

ヤフーのビジョンとミッションを以下に示します。

●ビジョン:世界で一番、便利な国へ。
●ミッション:UPDATE JAPAN 情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。

例えば採用部門では、独自のビジョン「『仲間』をテコに、未来創造を加速する」を掲げています。「働きたい会社No.1」を目指した取り組みを行っています。

ヤフーは目標のすり合わせを行う場として、上長と部下の1対1の「1on1ミーティング」を週一で実施しているとのこと。役職者を評価する「ななめ会議」により、メンバーの意見を役職者にフィードバックしています。その他人材育成の仕組みを設け、積極的な人材開発を行っています。

②スターバックスコーヒー

スターバックスは10年ビジョンとしてブランドコアを掲げ、そのなかで「人」「コミュニティ」「地球」を大切にすると宣言しています。

店舗独自の取り組みを重視し、スタッフが業務を自分ごととして捉えています。そのうえで、自主的に顧客サービスが実施できるような体制を作っている点が特徴です。
顧客への感動体験の提供を、個々のスタッフが自分で考えて実行できる社風です。人やコミュニティを大切にするという、分かりやすいビジョンが策定され、浸透しています。

③メルカリ

メルカリはビジョンを組織内に浸透させる目的で、OKR(Objective Key Results)を導入しています。
OKRはGoogleでも導入されているフレームワークです。定性的な目標と、定量的な成果(数値)の把握に向いています。

メルカリは、チームごとと個人ごとの目標を設定し、コミュニケーションとフィードバックを行う体制を作っています。成果だけでなく、どのように目標を達成したかのプロセスも評価です。

④日本航空

日本航空は、経営再建を引き受けた稲盛和夫氏が提唱するフィロソフィをベースに「JALフィロソフィ」を策定しました。
フィロソフィは経営の在り方や個人の人としての在り方を示しています。稲盛氏が創業した京セラと同様、朝礼等においてフィロソフィー手帳の読み合わせを毎日の習慣としています。

また「JALフィロソフィ教育」の研修プログラム作成を、外部に委託することなく社員自ら手がけました。社員が経営や業務を自分ごとにできるとともに、企業の事情にあった有益な研修プログラムになりました。


―部署内にビジョンを浸透させる4つのポイント

部署内に会社のビジョンを浸透させるポイントを紹介します。ビジョンは全ての社員に通じる分かりやすいものが理想です。ビジョンは部署や個人の目標への落とし込みと、継続的なすり合わせによって浸透されるでしょう。

①会社の経営理念を共有し理解を促す
経営理念は具体性を伴って理解される必要があります。何のための事業であり経営であるかという目的は明確でなければなりません。MVVというフレームワークで理念を捉えることは、基本的な手法です。

目的や意義を分かりやすく言語化し、社員やステークホルダーに共有したうえでの共感が重要です。サスティナビリティやSDGsが重視される世の中になって価値観が変わったように、経営理念も同じままでは社会・従業員に理解を得られません。時代に合わせて柔軟に見直す必要があります。

②自社の強みや市場での立ち位置を共有し確認する
自社の強みや市場、業界における立ち位置を、経営層は把握しましょう。現状把握は分析の基本です。どの方向に行けばビジョンに近づけるのかを明確にします。

自社の価値と方向性を社員と共有すれば業務の意義が伝わりやすくなります。ビジョンは抵抗なく受け入れられるでしょう。

③事業所や部署のビジョンに落とし込む
事業所や部署の責任者は、自社のビジョンを熟知してください。そのうえで、会社のビジョンに沿った、部署ならではのビジョンを策定しましょう。

例えば、営業部門は常に顧客や社会との接点で活動しています。商品・サービス別に複数のチームに分かれている場合もあるでしょう。それぞれの営業チームで会社のビジョンを反映したチームビジョンを策定します。そして、チーム間で共有・連携をすれば、顧客に理解されやすい具体的なビジョンとなるでしょう。

部署のビジョンは責任者の周辺だけで決めず、メンバーとともに議論して策定・共有しましょう。

④部署のビジョンを言語化する
ビジョンは語られなければ伝わりません。対話が必要です。端的な言葉(ビジョン・ステートメント)があれば、さまざまな場面でビジョンを伝えられます。

ビジョンの言語化のメリットとして、伝えやすくなる、作成したリーダー自身がしっかりと認識できる、があげられます。イメージの言語化は決して簡単ではありません。最適な言葉を選ぶには情報収集や試行錯誤が必要です。その言葉を選んだ理由の説明も重要です。


―部署内のビジョンを作成する時の注意点

ビジョンを作成する際は、以下の状態に陥らないよう注意しましょう。

●リーダーの一存で決めてしまう
●会社のビジョンと部署や個人のビジョンの方向性が違う
●体裁がよいだけで響かない(共鳴しない)
●漠然と「顧客満足」をうたってしまう

会社のビジョンで顧客満足があがるケースがあります。しかし、顧客の満足レベルは明確に定められません。
定量的な数値や定性的に決められるものを、ビジョンにしましょう。


―まとめ

ビジョンは企業が目指す将来像で、社内のすべての部署や社員が理解しておく必要があります。社員が日々の業務で課題に直面した際、ビジョンやミッションを思い出せれば、正しい問題解決につながります。

部署のビジョンは、部署の業務を反映した具体性のある目標を策定しましょう。社員は部署のビジョンを達成するために、自分のビジョンやミッションを設定します。そうすることで、業務を自分ごととして捉え、行動することができるでしょう。


※本コラムは山本が、タナベコンサルティングの長期ビジョン・中期経営計画策定の情報サイトにて連載している記事を転載したものです。

【コンサルタント紹介】
株式会社タナベコンサルティング
取締役 ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部
ストラテジー&ドメイン(大阪)担当 兼 ドメイン大阪・東京担当
山本 剛史

大手ゼネコンにて設計・監督業務に従事後、当社に入社。事業戦略を事業ドメインから捉え、企業の固有技術から顧客を再設定してビジネスモデル革新を行うことを得意とするタナベ屈指のコンサルタント。成果にこだわるコンサルティング展開で、特に現場分散型の住宅・建築・物流事業、多店舗展開型の外食・小売事業で、数多くの生産性改善実績を持つ。

主な実績
・上場企業の中期ビジョン策定コンサルティング
・中堅・上場製造業のSDGs実装支援
・多店舗型企業での業務改善支援コンサルティング
・大手建設・住宅業での組織デザインコンサルティング

書籍
『やっぱり気になる「住まいと暮らしビジネス」』(ダイヤモンド社)

  • 経営戦略・経営管理
  • モチベーション・組織活性化
  • キャリア開発
  • ロジカルシンキング・課題解決
  • リスクマネジメント・情報管理

VUCAの時代に挑む成長戦略の立案。
長期ビジョン構築~中期経営計画策定まで企業の実情に即したコンサルティングで成長と変革をサポートします。

理念を実装させるパーパス経営の確立から、成長戦略をベースとした長期ビジョン、中期経営計画の策定、実行具体策の実装、グローバル戦略や新規事業開発などのサステナブル経営に必要不可欠なコンサルティングを提供。

タナベコンサルティング ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部 コンサルタント(タナベコンサルティング ストラテジードメインコンサルティングジギョウブ コンサルタント) コンサルタント

タナベコンサルティング ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部 コンサルタント
対応エリア 全国
所在地 千代田区

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