無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

#2 休職を予防する4つのメンタルヘルスケア

そもそも企業が心の健康を保持するために予防策を講じることは法的枠組みで義務化されています。

--------------<労働安全衛生法>---------------------------------------------------------------------------

第 69 条 事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るため必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるよう努めなければならない。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 労働安全衛生法 69 条に基づき、社員の健康保持増進のために必要かつ有効な施策を進めていく必要があります。メンタルヘルス対策には様々な方法がありますが、まずは厚生労働省の手引きで示されているメンタルヘルスケアを参考にするのが良いでしょう。 ここからは厚生労働省が提示する、メンタルヘルス対策を効果的に進めるための4つのケアを紹介します。

1. まずは4つのメンタルヘルスケアから取り組んでいく

①社員本人によるセルフケア
社員本人がストレスやメンタルヘルスに対して正しい知識をもち、自分自身で対処をすることです。
例)
・ストレスやメンタルヘルスに対する正しい理解
・ストレスチェックなどを活用したストレスへの気づき
・ストレスへの対処

②管理監督者によるラインによるケア
部長・課長等の管理監督者が主体となって実行していく事業所内のケアのことです。
例)
・職場環境等の把握と改善・社員からの相談対応
・職場復帰における支援

③事業場内産業保健スタッフ等によるケア
セルフケア及びラインによるケアが労働者及び管理監督者によって効果的に実施されるために、事業場内産業保健スタッフ等が企業全体に対して支援することです。
例)
・具体的なメンタルヘルスケアの実施に関する企画立案
・個人の健康情報の取扱い
・事業場外資源とのネットワークの形成やその窓口
・職場復帰における支援など

④事業場外資源によるケア
外部の専門機関や専門家を活用したり、支援を受けたりすることです。

例)
・情報提供や助言を受けるなど、サービスの活用
・ネットワークの形成・職場復帰における支援など

 

2. セルフケアとラインケアの位置付けはそれぞれ異なる

①セルフケア
セルフケアの目的は、社員自身がストレスやメンタルヘルスに対して正しい知識を持つことでメンタル不調に気づき、その進行を防ぎ、早期対応ができる状態を作ることです。社員一人一人がセルフケアを実践できるようになるためには教育研修、情報提供を行う等の支援をすることが重要です。セルフケアの重要なポイントの1つは事業者が管理職に対して、セルフケアは管理職の方自身にとっても大切なことであることを伝え、セルフケアの対象として、管理職も含めることです。管理職は、部下の様子に気を配ることに追われ、自分自身のケアを後回しにする傾向があります。しかし、どんな立場であろうとも全社員が自分自身のメンタルの状態を適切に把握し、必要に応じて対応できることが重要です。

②ラインケア
ラインケアの目的は日常的にコミュニケーションしている管理職が部下本人が気づいていない異変を察知し、相談や支援の対応を行うことで早期に必要な対応をすることです。一次予防としてのセルフケアを徹底することは重要ですが、本人が異変に気づかなかったり、メンタル不調の問題を一人で抱えてしまい、一次予防が機能しない場合も考えられます。そのような場合に、指導や管理を行う上司が部下と日々コミュニケーションをとりながら、部下に日常的に声をかけることが重要となってきます。ラインケアでポイントになってくるのは「いつもと違う」を把握することです。職場での部下の言動や様子が「普段と何か違う」という違和感を察知することが重要です。どういった様子に気をつけなければならないのか、具体例を以下に挙げてみます。

普段と違う様子が見られる社員に気づいたら、その社員の話を聴き、専門家につなげる等の行動を起こしましょう。「いつもと違う」社員に気づき、適切に対応することが心の健康問題の早期発見・早期対応につながるのです。

 

※本コラムは、ピースマインドの人事・労務向けコラム『はたらくをよくするお役立ち情報』に掲載している記事を転載したものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
参考情報
厚生労働省  2020年「労働者の心の健康の保持増進のための指針」

  • モチベーション・組織活性化
  • 安全衛生・メンタルヘルス
  • マネジメント
  • チームビルディング
  • コミュニケーション

100社を超える企業の職場改善を支援。

大手不動産デベロッパーで長年経営企画業務を担当。ヘルスケア事業の立上げに携わったことを契機にメンタルヘルスケア業界に転身。従業員のメンタルヘルスケアや企業の職場改善、医療機関の経営再建に従事した後に、営業部長を経て現職。

吉野 学(ヨシノ マナブ) ピースマインド株式会社

吉野 学
対応エリア 全国
所在地 中央区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

新人・若手のメンタルダウン予防に必要な関わり

原田 由美子(Six Stars Consulting株式会社 代表取締役(人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタント/国家資格))

2024年度入社 新入社員が入社して約1か月。新入社員の皆様のご様子はいかがでしょうか。 既に配属されたところ、配属はも...

2024/04/30 ID:CA-0005322 新人・若手のメンタルダウン予防策