女性活躍推進が叫ばれてからしばらく経過し、女性マネジャーの数も増えてきました。最近、マネジャー研修を開催して感じたこととして、以下の点が挙げられます。
・グループ討議で、女性がリーダーシップを発揮するケースが増えたこと
・女性の戦略的な着眼が優れているケースが目立つようになってきたこと
・JTC（Japanese Traditional Company）では、依然として男性マネジャーの割合が高いこと

ある企業のリーダー研修を実施した際に感じたことは、
・教育に力を入れている会社は、女性の発言が力強いこと
・逆に、そうでない会社は、女性の発言に遠慮・不慣れを感じられること
です。当たり前ですが、優秀さに性別の差はなく、組織風土が大きく影響するのだと痛感しました。

先日、成人発達理論を日本に紹介している鈴木規夫氏とディスカッションをする機会がありました。私は常々、日本のビジネスパーソンの発達スピードが他国に比べて遅いのではないかと考えており、「日本人の発達段階は低いのか、それとも発達段階は高いが、環境要因によって低く見えるのか？」という質問したところ、「後者だ」と回答がありました。

鈴木規夫氏は「発達段階と直接の関係はないが、日本人のIQは世界でNo1である」と紹介してくださいました。つまり、個々人の発達段階は高い可能性があるものの、それを抑圧する社会環境や組織風土が存在するということです（日本人を対象とした大規模な発達測定はまだ実施されていません）。

発達段階を1段階上げるには、5年～10年の長い年月がかかります。しかし、組織風土を変え、発達段階が高い人々をその抑圧から解放し、パフォーマンスを発揮させることは、1～2年で可能です。その方が時間的にも効率的だと感じています。

今回は、女性マネジャーやその候補者の能力を、グループリフレクションという手法を用いて解放するアプローチを紹介します。成人発達理論とその活用方法、マネジャーに求められる発達段階、発達段階を上げる秘策を解説した後に、グループリフレクションの手法について説明します。

セミナーに参加され、グループリフレクションに興味を持たれた方には、グループリフレクションの体験（60分＋α）にご招待します。

グループリフレクション（グルリ）とは

グループリフレクション（通称グルリ）は、PDCAサイクルを回すための仕組みで、２週間（または1か月）に１度、1チーム4人のグループでリフレクションを行います。自分自身の振り返りと他メンバーからのフィードバックを通して、お互いの成長を促す仕組みです。
グルリは、
・もともと、ありたい姿に向けてPDCAサイクルを回すことを目的に開発された仕組みです。
・それに、成人発達理論の視点から「内省力の向上」という要素を加えました。
・また、心理的安全性を体験できる場に仕上げました。
・グルリを複数のグループで並行して進めることで、組織風土の変化も進みます。
・さらに、グルリを通してファシリテーターの養成もでき、継続的かつ自律的にグルリを進めることも可能です。

グルリ受講者の声（6か月で6回のグルリを実施）
・確実に成長出来ているのを実感しています、継続していきます。
・皆さんの考え方や、体験談、アドバイスなど聞いて勉強になり自分自身成長していると感じた。
・自分から、あれやろう、これやろうと思い、実行するようになった。
・課題に対する改善行動も違えば、考え方も様々で、たくさんの気づきと引き出しが増えました！
・学ぶだけでなく仕事の励みとなる経験でした。

グルリで学びの促進とモチベーションの解放が進みます。
今回のセミナーでは、女性マネジャーの活躍や育成に軸足を置いたグルリをご紹介します。

お申し込みにあたっての注意事項
※同業他社の方、社労士等士業の方のお申込はお断りさせていただいております。