無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

【ヨミ】コウレイシャコヨウ

高齢者雇用

高齢者雇用とは?

「高齢者雇用」は、労働への意欲と能力のある高齢者を雇用することで、少子高齢化や労働人口の減少といった問題に対応する取り組みです。世界保健機構(WHO)では、65歳以上の人を高齢者と定義しています。しかし、内閣府の「高齢社会対策大綱」では、65歳以上の人を一律に高齢者と捉えるのはもはや現実的ではないと述べており、今後は年齢による区別をなくし、意欲や能力に応じて活躍できるエイジレス社会を目指すとしています。

更新日:2022/02/25

1.高齢者雇用が求められる背景
~少子高齢化による人手不足が深刻化~

高齢者の活用や雇用が求められる背景には、少子高齢化による労働力の減少があります。日本の総人口は2008年の1億2,808万人をピークに減り続けています。2021年9月時点で日本の総人口は1億2,522万人、うち65歳以上の高齢者が占める割合(高齢化率)は29.1%。2065年には総人口が8,808万人まで減少し、高齢化率は38.4%まで上昇することが予測されています。

厚生労働省による就業者数シミュレーションでは、経済成長・労働参加が進まない場合、2040年には就業者数が1,285万人減少(2017年の実績比)すると見込まれています。これに対して、経済成長・労働参加がうまく進んだ場合、就業者数は506万人の減少にとどまります。ここでキーとなるのが高齢者です。後者は前者よりも就業者数が779万人多くなっていますが、うち476万人を高齢者が占めるという試算です。

人口減少や少子高齢化に歯止めがかからない現状を踏まえると、これまでのように若年層の労働力に頼るだけでは立ち行かない状況となるのは明らかです。人手不足を補うには、知識や経験が豊かな高齢者の雇用が鍵となるのです。

2.高齢者雇用の実態
~高齢者は就労意欲が高く、就業者数・就業率ともに過去最高~

内閣府の調査によると、65歳を超えても働きたいと希望する高齢者は回答者全体の3分の2(65.9%)の割合まで達しています。そのうち、「働けるうちはいつまでも」と回答した人の割合は約3割(29.5%)に上っており、高齢者の就労意欲は高いことがうかがえます。

実際の高齢就業者数においても、2020年時点で906万人と過去最高を記録し17年連続して前年比で増加しています。高齢者就業率も25.1%と9年連続して前年比で増加、主要国と比較しても韓国の34.1%に次いで2位と高い水準にあります。さらに、15歳以上の就業者総数のうち高齢就業者が占める割合も13.6%と過去最高です。

企業側の受け入れ体制に関しては、2012年の高年齢者雇用安定法の改正により、定年制の廃止や65歳までの定年引き上げ、継続雇用制度の導入といった措置(高年齢者雇用確保措置)のいずれかの対応が義務付けられました。厚生労働省が行った「令和2年高齢者の雇用状況」調査によると、65歳までを対象とする高年齢者雇用確保措置を設けている企業の割合は99.9%と、ほぼ全ての企業で高年齢者雇用確保措置が導入済みです。

65歳を定年とする企業は18.4%(大企業11.9%・中小企業19.2%)、66歳以上の高齢者が働ける制度のある企業は33.4%(大企業28.2%・中小企業34.0%)、70歳以上では31.5%(大企業26.1%・中小企業32.1%)となっています。約3割の企業で66歳以上でも働ける制度が導入されており、大企業よりも中小企業で高齢者雇用が進んでいるといえます。

2021年4月に施行となった高年齢者雇用安定法の改正では、70歳までの就業確保が努力義務となり、企業が対応すべき高年齢者就業確保措置が追加されています。企業側は今後さらに高齢者雇用について検討することが求められています。

3.企業における高齢者雇用の事例
~高齢者の活用や雇用では、周囲が高齢者に向き合い関心を示すことがカギ~

高齢者の活用や雇用における企業事例を紹介します。
(※取り組み内容、経歴は取材当時のものです)

ソニー株式会社:「キャリア・カンバス・プログラム」でベテラン社員のキャリアを支援

ソニーでは、ベテラン社員のキャリアを支援するための施策として「キャリア・カンバス・プログラム」に取り組んでいます。目的は大きく次の二つで、各目的を達成するために設けた複数の施策の総称が「キャリア・カンバス・プログラム」です。

目的1:新しい分野への挑戦を促進

  • キャリアプラス:現在の部署に籍を置きながら、業務時間の2~3割ほどの時間で別の仕事を兼務できる
  • Re-Creationファンド:50歳以上の社員がスキル獲得のために行う自己投資に対して、上限10万円まで会社が費用を補助

目的2:キャリア形成の支援

  • ワークショップ型研修:50~53歳が対象の「エクスプローラー」と、57歳が対象の「ネクストステージ」の2種類。前者はキャリアを考えるのは楽しいと感じることが目標、後者は定年後を踏まえたお金の計算や再雇用の検討など
  • キャリアメンター制度:研修後、メンターによるフォローアップを全員に実施
  • ボトムアップ活動:キャリアを考える社員たちが自主的に勉強会などを企画・実施

「キャリアプラス」では、ベテラン社員が果たす役割は大きく次の三つのパターンに分かれています。

  • 若手社員が出すアイデアを具現化する上でのサポート的役割
  • 趣味を仕事に生かす
  • 全社プロジェクトの運営

ベテラン社員は発想力などが若手に劣る傾向はあります。一方、若手社員はアイデアの具現化に必要なビジネススキームの確立などの経験が不足しています。その点を高齢者が補う形で互いの得意分野を生かしている「キャリアプラス」の事例は高齢者活用の参考になるでしょう。

高齢者の長所を引き出せるような活用や雇用を考えよう

高齢者は就労意欲が高く、現状では就業者数・就業率ともに過去最高レベルで年々増加し、企業側も受け入れ体制を整備しています。

高齢者の活用や雇用では、周囲が高齢者に向き合って期待や関心を表すことも一つのポイントです。高齢者が苦手な部分をクローズアップするのではなく、若年社員と補完しあう関係性を築けるよう、豊富な知識や経験を生かせる配置を考えるなど、長所を引き出せる施策を検討する必要があるといえるでしょう。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

人事辞典「HRペディア」

人事辞典「HRペディア」

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

用語の基本的な意味、具体的な業務に関する解説や事例などが豊富に掲載されています。掲載用語数は1,400以上、毎月新しい用語を掲載。基礎知識の習得に、課題解決のヒントに、すべてのビジネスパーソンをサポートする人事辞典です。

この記事ジャンル 高齢者活用

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

「高齢者活用」に関する記事

「高齢者活用」に関する人事のQ&A

算定基礎届と賞与支払届について

労務初心者です。
質問させていただきます。

75歳以上の従業員の算定基礎届と賞与支払届の提出は必要でしょうか?
また必要ということであれば、75歳以上の従業員の中で提出が必要な従業員と不必要な従業員...

フォレストさん
神奈川県/ 医療・福祉関連(従業員数 51~100人)
2020/07/07 07:47 ID:QA-0094870 労務・法務・安全衛生 解決済み回答数 2 件

ミドル・シニア社員に適切な育成目標の設定の仕方

お世話になっております。
ミドル・シニア社員の育成に関するご相談です。

近頃、ミドル・シニア社員のパフォーマンスの低下を感じることが増えています。弊社では若手人材の獲得に苦戦しており、組織全体の高齢...

順将さん
東京都/ その他業種(従業員数 31~50人)
2020/02/14 09:09 ID:QA-0090527 育成・研修 回答終了回答数 4 件

65歳を超えての雇用(仕事の依頼方法)

60歳で定年をむかえ、同じ会社に1年ごとに嘱託契約を更新し65歳を迎える社員がおります。
会社としては65歳を超えての雇用義務がなくなりますので、そのまま更新せず雇用終了、でも良いのですが
小規模企業...

悩めるkazuさん
愛知県/ 商社(専門)(従業員数 11~30人)
2019/03/12 15:54 ID:QA-0083043 労務・法務・安全衛生 回答終了回答数 3 件

会員情報追加


メールアドレス
 
氏名

 人

※おおよその数字で構いません

担当する業務と人事経験年数を入力してください

都道府県

※内容はマイページで変更できます

「高齢者活用」に関する書式・テンプレート

再雇用契約書

高年齢者雇用安定法の中でも2021年4月に施行された内容に対応して、再雇用契約を結ぶための書式文例です。

ダウンロード