雰囲気のよい会社にするために！

昨今、中小企業での一番のお困りごとは人に関する問題です。
あるとき、とある中小企業の経営者様から、
“今の若い人は何を考えているのかわからない。若い人の本音を聴き出す担当社員を育てたいのだが、力になってくれないだろうか”
という相談を受けました。
お客様のご要望に応じたサービスを提供するというが私のスタンスなので、どんなことをさせていただくのがよいか考えました。
当初のご依頼は、社内で相談担当をする社員にカウンセリングの技法を教えてやってほしいというものでした。
社内にカウンセリングが出来る人を置くことは大切です。
けれども、中小企業がそれをやってしまうと、カウンセリングの業務の担当を命じられた社員の方は、通常の業務に加えてカウンセリング業務をも行わなければならないことになるのです。
大企業であればカウンセリング業務の専属部署を設けることも可能だと思うのですが、中小企業の場合は、カウンセリング担当者の負担が大きくなりすぎます。
そこで、心理療法（芸術療法・表現療法）を元にアレンジしたワークショップを駆使した社員研修を定期的・継続的に実施することをご提案させていただきました。
社員研修というと、講師が一方的にレクチャーする形のものが一般的だと思います。
けれども、私どもの研修は難しい理論を覚えていただくようなものではなく、レクリエーション感覚の参加型・アウトプット型の研修です。
研修を受けると、楽しみながら自分自身の在り方や仕事に対する考え方が明確になり、一緒に働く仲間に対する思いやりが芽生えるなど、社員同士の人間関係もよくなっていきます。
年度の当初は、愚痴や不満をぶちまけているだけの単なるストレス発散の時間という感覚なのですが、回を重ねる毎に、愚痴や不満は自分がより働きやすくなるための問題意識から起こるものだということがわかってきます。
“こんなことで悩んでいるのは、自分だけじゃなかったんだ。みんなで改善策を考えてもっと働きやすい会社にしていこう！”
そんな気持ちが芽生える研修となっています。
ご縁があって入社してくれた社員です。
是非、社員一人一人の働く意欲に自ら気づける社員研修の導入をご検討くださいませ。