研修の現場から~若手男性向け「男性育休ワークショップ」より
来年の育児介護休業法改正に向けて、男性育休の取得促進に向け、
徐々に各企業動き出しているご様子です。
弊社でも、今月は早速、某企業様にて若手男性の皆様向けに、
男性育休に関するコンテンツを盛り込んだセミナーを実施いたしました。
こちらは、毎年行われているD&I推進セミナーの一環として今年は
若手男性にフォーカスを当てたもので、新入社員~30歳代前半くらいまでの
若手男性にご参加いただきました。
中でも目玉となりますのが、奥様が妊娠中の若手男性を主人公にした
ケーススタディです。共働き夫妻で主人公の男性に奥様から育休を
取って欲しいと言われ戸惑うシーンを想定し対策を考えていただきます。
グループワークで受講生の皆様にディスカッションしていただきましたが
様々な観点からご意見がたくさん発表され、私も事務局様も驚いたほどです。
その一部をご紹介すると・・
「正直に上司に相談。仕事もしたいし育休も取りたいことを素直に伝える。」
上司への相談の仕方には一番ご意見が多く出ておりました。
やはり一番悩ましい最初の壁ということでしょう。
「妻の気持ちにも立って考えたほうがいい。」という心強い意見も。
育休の期間や、もし育休が取得できなくても、協力体制を工夫するなど
皆さんとても育児に前向きでした!
また、主人公がどうしてよいかわからず悩む原因として、
「育休について知らないのは、会社からの情報不足の可能性もあるのでは」
という情報不足を指摘するお声も。
やはり人事としては、しっかり情報をお伝えし、上司への報告のハードルが
少しでも下がるようサポートすることは必須であると改めて実感いたしました。
一方的に制度や情報を発信するだけでなく、このように具体的なケーススタディを
活用して一緒に考えていただくと、自分事になり、意見交換、職場の事例の共有など
多くの副産物がございます。
皆様も来年の法改正に向けて、ご準備・情報収集を是非進めてまいりましょう!
- モチベーション・組織活性化
- 安全衛生・メンタルヘルス
- キャリア開発
- リーダーシップ
- コミュニケーション
(株)サクセスボードにて顧客企業の女性活躍推進に携わり、研修講師として活動して10年、女性向けキャリアカウンセリングを15年実施。一女の母。
私の研修は、 女性のキャリアカウンセリングの経験を活かし、同じ悩みを持つ女性たちのキャリアについて参考になる事例満載の研修です。キャリアデザインだけでなく、ビジネススキル・コミュニケーション力をアップするコンテンツを取りそろえております。
藤崎 葉子(フジサキ ヨウコ) 株式会社サクセスボード 取締役/Woman's Career事業部長
対応エリア | 全国 |
---|---|
所在地 | 千代田区 |