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敵の心理を知り、受入れる │ ほころびのないチームの戦略

なぜ、優秀なチームは邪魔をされるのか?
 

あなたの会社に、こんなチームはありませんか? 

・ 目標に向かって一丸となり、成果を出し続けるチーム 
・ チーム内の信頼関係が強く、メンバーが主体的に動くチーム 
・ 会社全体にとっても理想的な組織に見えるチーム

でも、そんなチームが、なぜか社内の「ある人物」によって邪魔をされることがあります。

「このチームから抜けたほうがいいよ」 
「そんなプロジェクト、意味があるの?」 
「ここのメンバーは上手くいっているつもりかもしれないけどね」
「専務が、いい顔してないよ。あのチームには協力しないようがいいと思うよ。」

こんな言葉を投げかけ、チームの結束を乱そうとする人たちがいます。

なぜ、彼らはそんな行動をとるのでしょうか?
 

このコラムでは、これまでチームの力を引き出すポジティブなお話しをしてきました。
今回は、少しネガティブな印象を持つかもしれませんが、知っておいて損のない内容です。

いざという時”ほころびのない”チームの絆を保つために。

 

必ず出現する抵抗勢力

抵抗勢力側からすると、あなたが抵抗勢力として捉えられます。
敵を増やすのでなく、敵の心理を知り、仲間として受け入れることが大切です。

優秀なチームが「敵」を生む理由

これはまるで、サッカーの試合で強いチームが相手から徹底マークされるようなものです。
強いチームほど、邪魔をされるのです。

組織心理学の観点から見ると、優秀なチームが攻撃される理由には、いくつかのパターンがあります。

1.ステータスを脅かされた人の「防衛本能」

成功するチームが出てくると、「自分の立場が危うくなるかもしれない」と感じる人がいます。

特に、長年その組織で影響力を持っていた人は、新しいリーダーやチームの台頭を脅威と感じ、無意識にそれを妨害しようとします。

邪魔あるある1
ある企業で、若手主体のプロジェクトチームが画期的な成果を出し始めた途端、上層部の一部から「このやり方は会社の文化に合わない」と批判が出ました。
実際には、「このやり方が成功すれば、私のやり方は時代遅れだと認めることになる」という心理が働いていたのです。

2.「変化」が怖い人の抵抗

人間は本能的に「現状維持」を好みます。

特に、長く続いてきた組織文化やルールを持つ会社では、「上手くいっているから変えなくていい」という考え方が根付いています。

邪魔あるある2
ある工場では、作業プロセスを改善するプロジェクトが進行していました。
しかし、ベテラン社員の中には「俺たちのやり方が否定されるのか?」と感じた人もいました。
結果、プロジェクトの邪魔をするような行動が増えました。

3.「情報を独占したい」人の存在

チームが成功するためには、情報の透明性が重要ですが、それを嫌う人もいます。
「情報を独占すること」で自分の価値を保とうとする人がいるのです。

邪魔あるある3
ある営業部門で、新しいデータ分析ツールを導入しようとしたところ、一部の上司が「そんなものは不要だ」と反対しました。
しかし実際には、データがオープンになれば「経験と勘」だけで意思決定してきた自分のやり方が、通用しなくなることを恐れていたのです。

 

チームを守るためにできること

では、こうした「邪魔者」からチームを守るにはどうすればよいのでしょうか?

1.チームの「存在意義」を明確にする

成功するチームほど、周囲に「何のためにやっているのか?」を伝えることが大事です。
「自分たちだけが成功すればいい」という空気を出すと、周囲の反発を招きます。

例えば「このプロジェクトは会社全体のためになる」というストーリーを、関係者全員に共有するなどが効果的です。

2.外部の巻き込み方を工夫する

敵を作らないためには、敵になりそうな人を早い段階で味方にしてしまうことがコツです。

例えば「反対しそうな人」を最初からプロジェクトのアドバイザーとして巻き込み、「あなたの知見が必要です」と伝える。
そうすると、その人も「自分が関わっているプロジェクトを邪魔する理由がなくなる」のです。

3.情報をオープンにし、見える化する

「チームの動きが見えない」状態だと、不信感が生まれます。
情報共有の仕組みを作り、透明性を高めることで、外部の誤解や抵抗を防ぐことができます。

例えば、 プロジェクトの進捗を定期的に社内で報告する、メンバー以外も参加できるオープンなミーティングを設けるなど、気軽に活動内容に触れることができる機会を設けると良いでしょう。

人は、見えないことに不安を感じる生き物です。
そして、この不安が「勝手にやっている」や「自分には関係ない」という意識を持つ様になります。
未来の姿を共有するような、情報公開と共有を進めましょう。
 

その他にも、変化は脅威ではないことを伝えることも必要でしょう。

変革の目的が「誰かを否定するため」でなく、「私たちの会社をよくするため」であることを強調したり、今までのやり方を否定せず「今までの積み重ねがあるからこそ、変化に向けて進むことができる。」などのリフレーミング(視点の切替え)を使った接し方も効果的です。

 

チームの成功は「戦略的に守る」ことが必要

優秀なチームができると、必ずと言っていいほど「邪魔者」が現れます。
しかし、これは「チームが正しい方向に進んでいる証拠」でもあります。

重要なのは、邪魔をしてくる人を「敵」と見なすのではなく、「なぜこの人はこういう行動をするのか?」と冷静に分析すること。

その上で、チームのビジョンを明確にし、影響力のある人を巻き込み、情報をオープンにすることで、チームの成功を守ることができるのです。

あなたの組織では?

もし、あなたの会社に「なぜか邪魔をされるチーム」があれば、それは成長の証かもしれません。
あなたの組織の中で、どんな「心理」が働いているのか? ぜひ考えてみてください。

組織変革は、敵を作るゲームでなく仲間を増やすゲームです。

このことをしっかりと心に刻んでください。

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坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー

坂田 和則
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所在地 港区

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2025/02/19 ID:CA-0005875 リーダーの心得