PythonフレームワークのDjangoの求人が6倍
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。
Python試験はお陰様で累計受験者が5万人を超え、年間受験者数を見てもIT系の国家試験と比べても引けを取らないくらいの規模になってきました。Python基礎試験は以前より経済産業省ガイドラインであるITSSに登録されていますが、この度、厚生労働省の認定試験にもなりました。大変ありがたいことです。
Python試験がここまで大きくなったのも、PythonがAIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化にWeb等で中心的な技術として普及しています。各分野はまさにこれから大きく成長する市場ということもあり、さらにPythonを本格的に活用する企業が増えていく段階になっているからということが言えるからと思います。
そして、昨年の12月に日経xTECHが公開した記事「最も使っている”プログラミング言語で異変、前年首位のJavaが王座陥落」によると、Pythonは普及率と使用頻度の2冠になりました。
まさに、これから長いPythonの時代が来るような印象があります。
Djangoの求人が6倍に
ここ最近で大きく伸びたのはPythonのWeb求人ではないでしょうか。マイナビ転職の求人を調べてみると、この5年で一番伸びたのはPythonができるWebエンジニア求人で、2024年の1月時点でPython求人全体の4割弱がWebエンジニアという状況です。PythonによるWeb開発といえば、大半がDjangoというフレームワークを使用したケースになるため、Djangoの求人が5年間で6倍に伸びたと申し上げても過言ではないと思います。
Djangoとは
2005年7月21日 (18年前)に公開されたPythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークです。
Djangoは以下のような特徴を持ちます。
・Webアプリケーションの幅広い機能を開発できる
・保守・運用の負担が軽い
・セキュリティ機能が多い
・Python経験者であれば短期間で学べる
・情報が多く学びやすい
Djangoの人材育成について
Djangoについては歴史もあり、圧倒的な人気もあり、使えるようになっておいて損はないフレームワークだと思います。
但し、機能が豊富なので、全てを把握するにはかなり時間がかかる印象です。簡単に使い始められますが、仕事で使いこなすにはある程度時間と経験が必要な印象です。Django人材育成においては、まずはPythonをマスターし(Python実践試験レベルはほしいかも)、Python認定スクールが実施しているDjango研修コースを活用するのが一番短時間で効率的に学べると考えています。その後は、経験あるのみなのではないでしょうか。
PythonやDjangoの基本的な部分は学びやすいので独学や研修で対応できますが、その先の一人前のDjangoエンジニアを育てるために、豊富なメソッドと自由度の高いファイル構成を学ぶ必要があります。これらのルールは会社によって多少差があると思うので、社内の勉強会などで学ぶのが有効だと思います。社内の勉強会の講師がいない場合は、外部有識者を呼ぶのが良いと考えています。例えば、Pythonエンジニア育成推進協会の認定インテグレーター(シルバー以上)は顧問理事の寺田氏を読んで勉強会を無料で出来ます。(回数制限あり)そういうのを活用するのもよいと思いますし、後半のPythonエンジニア育成推進協会としてのプレゼンテーションで情報源のリストを公開しますので、そこの勉強会に部門で参加するのもありと思います。実際に部門や会社で参加しているのも何回も見たことがあります。
人材育成や受験される方のご参考になれば幸いです。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 江東区 |
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