Pythonは現在利用している技術の1位?3位?
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回もPythonの人材育成に関して私見を述べたいと思います。
先日開催されましたDevelopers Summit 2023にスポンサードしました。Developers Summit 2023は国内最大級のITエンジニアの祭典ということもあり、二日間で延べ7千人以上の方が参加されていました。
これだけの規模になると、そこで取られたアンケートの精度も高いのではないかと考えています。その中で、興味深いと思うのは、主にPythonを使用しているエンジニア数が全体の3位だったということでした。2位とほぼ横並びの僅差の3位でした。
セミナーでの登壇やネットでの反応を見てみていると、「Pythonをかなり使っている」という会社と「うちはそうでもない」という会社がわかれているような印象で、実態はどれくらいなんだろうと思っていました。読者の皆様も同じように感じているのかもしれません。
一方で日経BPが2022年10月11日~10月28日に実施した「プログラミング言語利用実態調査2022」での調査結果を見てみると、以下の結果になっています。
・現在利用している言語 Python1位
・現在主に利用している言語 Python3位
Developers Summit 2023のアンケート結果も日経BPの調査結果も主に使っている言語としてはPythonは3位でした。
一番使う機会が多いのがPythonということなんだと思います。
実際に多くの開発現場では単一の言語で一つのシステムを構築するというよりも、複数の言語で開発することが多いですよね。Pythonが得意な人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Webは様々な分野のシステムで活用されている技術ですので、Pythonを使う機会が増えたのだと思います。
一方でPythonは人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Webでも中心的に使われている技術で、それぞれの分野は日進月歩で普及が進んでいる分野でもあり、ニーズは今後も長期にわたって高まっていく分野でもあります。来年はまさにメインで使う言語としてもさらに上位になっていくと個人的に思っています。
そして、これらの分野において、先にエンジニアを育成して知見を獲得できた企業が、人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Webの分野で業績を伸ばすのは間違いないと思います。
皆様の会社でこれらの分野で業績を伸ばしたいと考えている方は、Pythonエンジニアの育成を急がれたほうが良いかもしれません。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 江東区 |