人事部員がPython試験に合格する方法
お陰様でPython試験は年間の受験者数が1万5千人前後となり、1社で千人を超える合格者を輩出される企業が現れたり、大学のパンフレットに推奨資格として記載されたりと、Python試験は大変な好評をいただいております。
そのような中、この1年くらい前から、全社員受験という言葉を聞くようになりました。Pythonと言えば、ITエンジニアの方やマーケティング部門の方が受けることが多いのですが、営業や経理、総務、そして人事部門に所属されている方を含めて全員受験をされるようなケースです。
このような場合、プログラミング経験がないと、どうしても合格しにくかったり、学習に時間がかかりすぎる傾向がありますので、今回は人事部の方向けのPython試験の合格方法をお伝えします。
なお、以下でお伝えするのはあくまで、1500人近く公開いただいている合格体験記の中から人事部門の方の合格体験記をいくつかピックアップしまして、その傾向を記載したものです。
<人事部門で合格されている方の学習時間と学習方法の傾向>
対象試験:Python基礎試験、Pythonデータ分析試験
学習者:人事部門所属者(プログラミング未経験者)
合格までの総学習時間:概ね50時間から60時間
学習のコツ:
- Python基礎試験の主教材である「Pythonチュートリアル」や、データ分析試験の主教材である「新しいデータ分析の教科書」をいきなり読んでも、プログラミング未経験者には厳しいところがあるので、まずは、プログラミング未経験者でも理解でき、内容がしっかりしている「いちばんやさしいPythonの教本 第2版」や「Pythonスタートブック [増補改訂版] 」で学習する方が多い(個人的には「スラスラわかるPython第2版」も未経験者向けにかなり評判と聞いています)
- 「1」の学習は実機を使って、学ぶ方が多い
- Python基礎試験を受験される方は、公開されている無料の模擬試験を合格するまで解き、模擬試験で合格するようになってから、本試験を受験される方が多い。
- データ分析試験を受験される方は、主教材の新しいデータ分析の教科書の学び、公開されている無料の模擬試験を合格するまで解き、模擬試験で合格するようになってから、本試験を受験される方が多い。
受験される個人によって、開きはあるものも、上記のような学習方法で合格されることが多いようです。未経験者の学習時間として50時間から60時間を長いととるか短いととるかはご意見があると思いますが、勉強しなくても取れる試験ではないですし、逆に勉強し身に付けば誰もが合格できる試験でもあります。Python基礎試験に合格された方は簡単なPythonプログラミングができるようになりますし、データ分析試験に合格された方は、日々の業務にも活かせるデータ分析ができるようになると思います。50時間から60時間の学習をする価値があると思います。
今回は人事部向けに記載しましたが、他の部門で未経験者の方が受験する場合も同様のことがいえると思います。ご参考いただければ幸いです。
このコラムを書いたプロフェッショナル
吉政忠志(ヨシマサタダシ)
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。

吉政忠志(ヨシマサタダシ)
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
得意分野 | 資格取得 |
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対応エリア | 全国 |
所在地 | 江東区 |
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