無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

1on1ミーティングで生むべき3つの付加価値とは

チームマネジメントの界隈では、「1on1ミーティング」がホットなキーワードになっています。意識の高いリーダーが自らやってみようとチャレンジしているケースもあります。会社として推奨したり、義務化していると耳にすることも増えました。

どうして1on1ミーティングはうまくいかないのか

リーダーとチームメンバーが定期的に対話する場を持って、じっくりと話すことはとても好ましいことです。でも、残念なことに1on1ミーティングがうまくいっていないという声も多く聞かれるようになりました。

この忙しいのに1on1ミーティングに時間を取られて仕事が進まない。話すこと自体が苦痛だ。何を話せばいいかわからない。沈黙に耐えられない。そもそもこんな時間が必要なんだろうか。

そうした思いの中で、リーダーもチームメンバーもなにかと理由をつけてやらないで済ませている職場はたくさんあります。コミュニケーションは取ったほうがいいはずです。でも、どうしてうまくいかないんでしょうか?

ひとことで言いきってしまいましょう。「そこに付加価値が生まれていないから」です。

仕事が進捗することがとても大切

これを読んでくださっているあなたも含めて、ほとんどの仕事人は誠実ですから、仕事を前に進めようと努力しています。小さなToDoでもひとつ片付くとすっきりします。周到に準備したはずの企画書に、エライ人が大人の事情で難癖をつけて差し戻してきたりしたらやけ酒の一杯でも飲みたくなります。

仕事が前に進めばモチベーションは上がりますし、停滞したり後戻りしたりすると下がります。(詳しくは、「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす『小さな進捗』の力」(テレサ・アマピール他著)をご一読下さい)

だから、1on1のミーティングに30分間の時間を使うのであれば、その時間を補ってあまりある付加価値が生まれた実感がなければ、やる意味がありません。

1on1ミーティングにおける3つの付加価値とは?

では、1on1ミーティングにおける付加価値とは一体何でしょうか?

前提として、誰にとっての付加価値なのか、なのですが、主となるのはメンバーにとっての付加価値です。付随してリーダー側にも付加価値が生まれると考えてください。

1on1で生まれる付加価値のうち、代表的なものを3つ挙げておきましょう。

1)自分の考えや思いを聞いてもらえた感じが得られること
2)もやもやしていた思考が話すことによって整理されること
3)これからの行動を主体的に決めること

まず、少なくとも生じさせなくてはいけない付加価値は、「自分の考えや思いをちゃんと聞いてもらえた」という実感がメンバー側に生まれることです。それだけでも話してよかったな、と思えるものです。

意外なことに、多くのリーダーは、日頃一緒に仕事をしているにもかかわらず、チームのメンバーが何を考えて、どんな思いで仕事をしているのかを知りません。その人がどんな経験をしてきていまの仕事をしているのかということになると、全く知らないのです。話を聞くことによって、メンバーについていろんなことに気づく、というのがリーダー側に生じる付加価値です。

次に大切な付加価値は、オートクラインによるものです。オートクラインとはコーチング用語のひとつです。言葉や文字などで頭の中にあるものをアウトプットするプロセスで、自分が考えていることをより明確に捉えることができたり、思考が深まったりする現象のことです。

自分の仕事や課題についてリーダーに話しながら、まとまっていなかった考えが整理されて「ああ、そういうことだったのか」と自分で気づいていきます。このプロセスを対話の相手になることで実現するのです。それには、リーダーが適切な問いを投げかける必要があるのですが、それはまた稿を改めて説明しましょう。

3つ目の付加価値は、考えが整理された結果、どんな行動を起こすのかを自分で決めることです。リーダーから指示されたわけではなく、自分の仕事について主体的にこうしてみようと決めたことに対しては、行動に移すモチベーションは高くなります。

主体的な行動を生み出す1on1に

30分間でもやもやしていた考えが整理されて、これから行動に移したいことが決まり、1on1ミーティングが終わったらすぐにでも取り掛かることができる。その結果、仕事が前に進むのであれば、メンバーとしては「この時間があってよかったな」というものになります。

1on1で話すテーマは、日頃の悩みやプライベートで困っていることなど、なんでもいいという考えかたもあります。しかし王道は、仕事について、特に「重要だけれど緊急ではないテーマ」について話してもらって、メンバーが自ら解決する思考のサポートをするべきです。

メンバー自身が主体的に仕事に取り組んでいけるサポートをする結節点が、1on1ミーティングなのです。

  • モチベーション・組織活性化
  • リーダーシップ
  • マネジメント
  • コーチング・ファシリテーション
  • チームビルディング

メンバーとの対話の質を転換する経験を通じてリーダーの成長を促すプロフェッショナル。リーダーを核に主体的で自発的な風土に組織を変革しています。

企業の価値を生み出している源泉は、そこで働く人たちであり、そこで交わされる対話の質です。リーダーのありかたにまで踏み込み、長期にわたる経験学習を促すことで、これからのVUCAの時代にふさわしいマネジメントスタイルへの転換を実現しています。

北方 伸樹(キタガタ ノブキ) 株式会社オフィス・アニバーサリー 代表取締役社長

北方 伸樹
対応エリア 全国
所在地 大阪市中央区

このプロフェッショナルのコラム(テーマ)

このプロフェッショナルの関連情報

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

プロフェッショナルコラム

事業承継という一生に一度の戦略だからこそ押さえたいポイント

タナベコンサルティング コーポレートファイナンスコンサルティング事業部 コンサルタント(株式会社タナベコンサルティング 戦略総合研究所 コンサルタント)

事業承継という一生に一度の戦略だからこそ押さえたいポイント 事業を興して会社を立ち上げ、成長させて企業価値を高め、社会...

2024/05/20 ID:CA-0005364 MIRAI承継(未来承継・経営承継・事業承継)

肯定力で変える職場の空気 │ 魔法の言葉「なるほどね~」

坂田 和則(株式会社ナレッジリーン(旧 知識経営研究所) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー)

「坂田さん、なんか雰囲気が変わってきましたよ。」 と、若手リーダーからメールが届きました。 このリーダーは、会議を開いて...

2024/05/20 ID:CA-0005361 ファシリテーション