結果速報【第3回全国1万人従業員エンゲージメント調査 】2

株式会社アジャイルHRと株式会社インテージが共同開発し、東京大学と共同研究を行った「A&Iエンゲージメント標準調査」の全国調査を実施しました。2023年、2024年に続き、今年が第3回となります。その結果からわかった、日本における従業員エンゲージメントの実態について、数回に分けてお届けします。
第1回目のコラムはこちらからご覧いただけます https://jinjibu.jp/spcl/keiji-matsuoka/cl/detl/6013/
第2回目のコラムは、前回に引き続き、日本の従業員エンゲージメントが低い理由について、調査結果をもとにお届けします。
■フィードバックと学習機会が不足
以下の図は、前回のコラムで説明した「仕事の資源」の16の小項目における全国平均値を、スコアの高い順に並べたものです。

スコアがもっとも高い上位2つの資源は以下のとおりです。
・役割明確さ:自分の職務や責任が明確であること
・仕事の意義:自分の仕事には意味があると感じられること
平均的な日本人は、自分の役割は明確であり、自分の仕事には意義があると感じています。
逆に、スコアがもっとも低い下位2つの資源は以下のとおりです。
・公正な人事評価:人事制度の結果に関して十分な説明がされていること
・キャリア形成:意欲向上やキャリア開発に役立つ教育機会が存在すること
これらは、職場におけるフィードバックと学習機会の不足を意味しています。どちらも個人の動機付けと成長にとって不可欠な要素であり、その資源不足がエンゲージメントを抑制していると考えられます。
次回は、年代別のワークエンゲージメントと組織コミットメントの全国平均値を表しています。
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日本において、1on1とOKRを含む、パフォーマンスマネジメントの重要性をいち早く唱え、多くの企業の経営者と共にマネジメント改革に携わる。
東京大学法学部卒業後、アクセンチュアにて、人と組織の変革を担当するチェンジマネジメントグループの立ち上げに参画。同社のヒューマンパフォーマンスサービスライン統括パートナー、エグゼクティブコミッティメンバーを歴任後、アジャイルHRを設立。
松丘啓司(マツオカケイジ) 株式会社アジャイルHR 代表取締役社長

対応エリア | 全国 |
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所在地 | 港区 |
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