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組織パフォーマンスを最大化するインクルーシブ・リーダーシップ

リーダーシップ論の歴史と未来

「リーダーシップ」とは何か?と聞かれたら、あなたはどのように答えますか。

言葉を辞書で引くと、「指導者としての地位・任務、能力・資質、統率力」とありますが、ビジネスの観点でリーダーシップを分解するならば、今日に至るまで様々な解釈で定義づけされてきました。

下記はリーダーシップ論の変遷を簡易的にまとめたものです。

リーダーシップ論の全てを網羅しているわけではありませんが、時代とともに求められるリーダー像も様変わりしてきたことが分かると思います。特に2000年以降はその変化が顕著で、多様なリーダーシップ論が提唱されたり、議論されたりするようになりました。

そして今、多くの企業が「多様性を包括した組織、チームを統率して最大のパフォーマンスを発揮させることができるリーダー」の存在に大きな期待を寄せています。

多様性のある組織というと、国籍や性別、年代や文化的価値観が異なる人の集合体を思い浮かべる人もまだまだ少なくありませんが、そのような人々を単に寄せ集めただけでは有機的な繋がりは生まれず、多様性による成果が上がることは稀です。

メンバー一人ひとりの能力を最大限に引き出して、組織のパフォーマンスを高めるには、インクルーシブ・リーダーシップを発揮できる人が必要不可欠なのです。

 

インクルーシブ・リーダーシップとは何か?

インクルーシブ・リーダーシップを理解する前に、まずはダイバーシティとインクルージョンの違いを正しく把握しておきましょう。

ダイバーシティとは、多様な個人が存在している状態です。前述したような国籍や性別、年代や文化的価値観が異なる人の集合体です。

一方でインクルージョンとは、多様な個人の能力や個性が、組織内の構成員同士で承認・賞賛され合いながら活躍できている状態です。それぞれの要素が有機的に繋がり、相互作用が働いていることを指します。

すなわちインクルーシブ・リーダーシップとは、一人ひとりが持つ能力や強み、そして価値をプラスの方向に影響させながら、組織全体のパフォーマンスを高めるスキル・手法と言えます。

リーダーという言葉には、組織やチームを先導するイメージが根強くありましたが、インクルーシブ・リーダーシップはむしろ逆で、周囲の力を引き出す縁の下の力持ち的な存在なのです。

 

インクルーシブ・リーダーシップを発揮するために

インクルーシブなリーダーは、組織メンバーが次のように感じる状況を作れなければなりません。

① チームの一員として尊重と敬意を持って公平に扱われている
② 組織の心理的安全性が保障されている

この感覚の実現には、様々な取り組みが必要ですが、根幹にあるのは日常的なコミュニケーションの取り方です。普段、私たちは無意識に思い込みや偏見(アンコンシャスバイアス)を持っているものです。代表的な例は以下の通りです。

  • お酒を飲めない人とは仲良くなれない
  • 残業をしない社員はやる気がない
  • 血液型で相手の性格を判断する
  • 上司は部下よりも優秀である
  • 雑用は若手の仕事である

こうした無意識の偏見を放置している限り、インクルーシブな組織の実現は叶いません。無意識の偏見は脳の特性であるため、完全になくすことはできませんが、「無意識であること」そのものを自覚することが非常に重要です。

そのため日常のコミュニケーションでも次の点に意識を向けるとよいでしょう。

  • 断定表現に注意する
    例:絶対に、必ず、違いない、できない、あり得ない、普通は、皆が、やはり、どうせ
     
  • 複数の視点をもつ
    例:相手の立場に立ってみる、反対意見を考えてみる など
     
  • 事実に基づいているか確認する
    例:不確かな情報を鵜呑みにしない、事実かどうか確認する習慣をもつ など
     
  • 多様な考えや価値観をもった人と交流する
    例:社内交流を積極的に行う、多様なコミュニティへ参加する など
     
  • 職場内でバイアスを指摘しあえる関係性を作る
    例:先入観について話し合う機会をもつ など

誰一人として完璧な人間は存在しません。それはリーダーと呼ばれる人も同様です。思考に盲点があることを認め、メンバー同士で相互補完し合える関係を作ってこそ組織のパフォーマンスは最大化されます。また、互いに興味関心を持ってオープンな姿勢で関わりを持つことが、より組織内での相互作用を促進させます。

 

まとめ

インクルーシブ・リーダーシップの実現は一朝一夕で成るものではありません。自分の無意識の偏見を是正することだけでなく、さらに学ぶべきことが他にもたくさんあります。

時間がかかるからこそ早くから取り組むことが重要であり、今まさに多くの企業がインクルーシブな組織作りに奔走しています。

皆さんの会社の、インクルーシブなリーダーシップや組織の開発はどのくらい進んでいるでしょうか?
この先も激しい変化が予想される社会で生き残るための手段の一つは、

「インクルーシブ・リーダーシップにあり。」

・・・本コラムが貴社の人材開発の一助になれば幸いです。

  • コーチング・ファシリテーション
  • チームビルディング
  • コミュニケーション
  • ロジカルシンキング・課題解決
  • 営業・接客・CS

年間200冊の読書量に裏打ちされた豊富な知識で、お客様の課題を解決に導く

2017年より株式会社ヒップスターゲートに参画。前職での人事経験を活かしてお客様への提案活動に邁進。現在は営業部門責任者として、オンライン研修の営業、社内勉強会の普及、後進育成に心血を注いでいる。

遠藤 孝幸(エンドウ タカユキ) 株式会社ヒップスターゲート セールスマネジャー

遠藤 孝幸
対応エリア 全国
所在地 渋谷区

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