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侍ジャパンに学ぶ「セルフリーダーシップ」を発揮する方法

侍ジャパンに学ぶ「セルフリーダーシップ」を発揮する方法

~最強メンバーにかけた栗山監督の魔法~

 

2023年3月22日11時43分。野球・WBCにおいて、日本は決勝でアメリカに3対2で勝利し、14年ぶりに世界一となりました。

 

日本中を感動させた侍ジャパンは、大谷翔平を筆頭にメジャーリーガーも集結し、各メディアで「ドリームチーム」や「史上最高のメンバー」と言われるほど、素晴らしい選手が揃っていました。

 

また、監督には日本ハム時代に大谷選手を二刀流に導いた栗山英樹氏が選ばれました。

氏の選手育成力やチームづくりの手腕は定評があり、WBCのために様々な球団から集まった個性的なメンバーを、僅か1~2ヶ月で「史上最強」と称されるほどのチームに育てあげました。

 

これらの情報を見ると、日本が優勝できたのは、個人スキルの高い選手が揃ったこと、そして名将と呼ばれる敏腕監督が統制を図ったからだと結論づけることができそうです。

 

しかし、それだけが勝因なのでしょうか。

 

今回、栗山監督は選手一人ひとりにセルフリーダーシップを発揮するように促し、それを受けるように選手達は優勝に向けて自分の役割を全うしました。実は、侍ジャパン優勝の鍵は、栗山監督が仕掛けたチームのリーダーシップのあり方だったと思えるのです。

 

セルフリーダーシップとは

与えられた課題や役割を認識し、それらを実現するために主体的に行動すること

 

栗山監督が引き出した“セルフリーダーシップ”

従来の組織理論であれば、最年長かつメジャーリーグで実績のあるダルビッシュがキャプテンとなり、20代前半の若手選手を牽引してチームづくりをするのがセオリーでしょう。

 

しかし、栗山監督はこんな決断を下したのです。

「キャプテンは決めません。全員が『俺がキャプテンだ』と思ったらプレーは変わるはず。チームがジャパンじゃない。あなたがジャパンなんです。誇りと、チームを引っ張る気持ちでやってください。年齢も、実績も関係ない。」

 

あえてキャプテンを置かないという判断が、選手のバックグランドに関係なく、各々がセルフリーダーシップを発揮する状況を作ったのです。

 

そして、一人ひとりがセルフリーダーシップを発揮したこと、すなわち自分に課せられている役割や期待を認識し、それに応えるよう行動したことで日本は優勝できたのではないでしょうか。

 

若手選手が魅せた“周囲への期待に応えるセルフリーダーシップ”

今回WBCで最もセルフリーダーシップが発揮されたと感じたのが、決勝進出の決め手となった村上選手のメキシコ戦でのヒットです。

 

村上選手は、まだ23歳の若手選手ながらも、監督やチームメンバー、そして日本中のファンからホームランを期待される選手の一人として侍ジャパンに召集されました。

2022年には、日本選手最多のシーズン56本塁打、史上最年少の三冠王に輝いたことから、彼の偉業を表す「村上様」というワードがユーキャン新語・流行語大賞に選ばれたほどです。

まさに、WBC優勝に向けて日本中が彼のホームランに期待をしていました。

 

しかし、WBCが開幕してからというもの全く調子が出ず、三振が続きヒットすら出ない状態が続いていました。

ここで打たなければという場面での空振りが続き、「村上様」とまで呼ばれた彼に対する期待は下がっていきます。「打順から外すべきだ」という声も挙がっていました。

 

それでも、彼は最後まで諦めませんでした。自分の役割「ホームランを打つこと」を心に刻み打席に立ち続けたことで、準決勝の勝敗が決まる場面で特大ヒットを打ち、劇的サヨナラで日本を決勝まで導いたのです。

その後、アメリカ戦でもホームランを打ち、周囲からの期待に見事に応えました。

 

この時、村上選手が大事な場面で打つことが出来たのは、プロ集団にあって理想的な周囲との関わり方があったと考えます。

 

投手陣、守備陣、攻撃陣、どこにおいても選手一人ひとりが自分の仕事を全うしていました。

どの部分を切り取っても、セルフリーダーシップを発揮しているメンバーが集まっていたことが、村上選手の士気を上げたと言えます。

 

そして、各選手がセルフリーダーシップを発揮できていた理由として、やはり栗山監督がキャプテンを決めなかったこと、また、その意思を反映するかのように、選手同士が良い意味で上下関係を感じさせなかったことがあります。

 

もちろん経験値の高い選手が若手の選手に自ら指導する場面は多々あったのですが、年下だから教えてあげる・後輩だから教えてあげる、という意味ではなく、彼らを一人のプロとして対等に扱っていたことが、若手選手らのセルフリーダーシップを刺激したのではないでしょうか。

 

栗山監督が魅せた“最後まで信じ抜く力”

日本勝利のキーパーソンである村上選手が打てない状況で、栗山監督は最後まで彼を信じ、起用し続けました。

当初の4番から5番に打順を変更したものの、最後まで「ムネ(村上選手の愛称)に任せた。思い切っていってこい」という言葉で彼の背中を押し続けたのです。

 

栗山監督の「選手を信じる力」は今回に限った話ではありません。

これまでにも、甲子園を制した斎藤佑樹選手や大谷選手の二刀流など、自分の球団の選手を最後まで信じる力を持っているのです。

 

信頼関係の中でセルフリーダーシップは生まれる

チームにキャプテンを置かなかったことが、選手の自主性・主体性を高めました。それに加え、栗山監督の「信じる力」は選手たちのセルフリーダーシップを刺激したのです。

 

相手に対する期待や信じる気持ちをもって選手と向き合ったことは、教育心理学でいう「ピグマリオン効果」※が上手く作用したと言えます。

※「他者から期待されると成績が向上する現象」

 

栗山監督の期待に対し、期待されている側はそれに応えようとする気持ちが芽生え、結果的に自分の役割を果たすことができたのです。

このように期待することが、選手一人ひとりのセルフリーダーシップ発揮に繋がったわけです。

 

まとめ

「プロ野球選手だから期待に応えるのは当たり前だろう」と思われるかもしれません。

しかし、社会人である我々はみんな選手同様にプロでなければいけません。

一人ひとりが会社の一員であり、プロであると意識すること、また、上司が部下のプロ意識を喚起させることで、若手社員のセルフリーダーシップを引き出せるのでないでしょうか。

 

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