エンゲージング・リーダー ～組織のエンゲージメントを高めるリーダー～

「エンゲージメントは重要である」という言葉をこれまで何度も耳にしてきていると思います。当社の調査データからも、ビジネスの成功の鍵は従業員のエンゲージメントと行動にあることが明らかになっています。エンゲージメントの高い従業員は、高いパフォーマンスを発揮し、会社とのつながりを深め、組織に対する高い貢献意欲と組織の期待以上に頑張ろうという強い思いをもっています。しかし、グローバルでみると高いエンゲージメントを維持できているのは10人中6人の従業員のみであり、不安定で先の見えない経済状況下、企業にとってエンゲージメント向上のための打ち手はますます複雑になっています。
私たちKincentricが毎年グローバルに実施しているベストエンプロイヤー(The Best Employers）調査でも、社員の高いエンゲージメントレベルと優れた業績が両立しているベストエンプロイヤー企業には、共通して強いリーダーシップがあることもわかっています。部下のエンゲージメントを高めることはリーダーの責任です。そして、この事実は私たちに素朴な疑問を投げかけます。リーダーはどうすれば部下や周囲の人々のエンゲージメントを高める「エンゲージング・リーダー」になることができるのでしょうか？