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【ヨミ】スナックラーニング スナックラーニング

「スナックラーニング」とは、スマートフォンやタブレットなどの高機能携帯端末を活用して、通勤途中や家事の合間といったわずかな“すき間時間”にeラーニングを行うことをいいます。空いた時間にスナック菓子を食べるような手軽さで資格取得や語学の勉強ができるという意味から欧米で生まれた言葉ですが、最近は日本でもビジネスパーソンを中心に普及・定着しつつあります。
(2013/10/28掲載)

スナックラーニングのケーススタディ

携帯端末向けeラーニングで手軽に学ぶ
短時間集中だから無理なく続いて習慣化

ビジネススキル向上や資格取得のために、ちょっとした空き時間を見つけては、スマホやタブレットで手軽なeラーニングに取り組むビジネスパーソンが増えています。「スナックラーニング」と呼ばれる欧米発の学習・自己研さんの手法で、日本でもモバイルデバイスの爆発的な普及と通信の高速化が追い風となり、動画を活用した多彩な講座などプログラムも充実してきたことから、近年、利用者が急速に広がりました。

矢野経済研究所の調査(「eラーニング市場に関する調査結果2013」)によると、モバイルデバイスを活用するeラーニングの市場規模は、2012年度に約49億円と前年度から倍増。13年度には77億円が見込まれており、拡大傾向にあります。

企業向けにeラーニングの講座を提供する富士通ラーニングメディア(東京・港区)によると、社会人がeラーニングにあてる時間は「1回30分未満」が主流で、同社が提供する講座では、業務の空き時間に環境マネジメントシステム(ISO14001)などを学ぶ利用者が目立ってきたといいます。他社のサービスでも、人気の講座は5~10分のごく短いものがほとんど。多忙だからこそ、わずか数分でも寸暇を惜しんで学びたい――そうしたビジネスパーソンの“短時間志向”がスナックラーニング普及の背景にあるのは疑いありません。

しかも短時間で学べるというだけでなく、それにあわせた適正な学習内容のボリュームや価格設定、実際の学び方のシンプルさもポイントに。NTTドコモが手掛けるスマホやタブレット対応の学習サービス「ドコモゼミ」では子ども向けの英語のほか、ファイナンシャルプランナー(FP)3級や簿記3級などの学習アプリが売れ筋です。初心者向けの基本編なら、料金は200~300円。質問に答えるだけのゲーム形式で手軽に基礎から学ぶことができるため、無理なく続けられ、平日の通勤時などに利用するサラリーマンも多いといいます。

米国などでは、スナックラーニングは「Bite size Learning」(簡単にわかる学習)とも呼ばれますが、この表現は単に時間が短いというだけでなく、一つの問題やテーマに集中してボリュームを絞りこんだ、シンプルな学習を意味しています。bite size(ひとくちサイズ)という言葉には「たやすく解ける、簡単に把握できる」というニュアンスも含まれているのです。語学であれ、資格の勉強であれ、学習の効果を高めるには、何よりもそれを“習慣化”することが大切でしょう。「短時間集中」で毎日無理なく続けられるスナックラーニングに、注目が集まるゆえんです。

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