企業研修、採用、評価、人材開発、労務・福利厚生のナレッジコミュニティ

【ヨミ】スーパークールビズ スーパークールビズ

「スーパークールビズ」とは、東日本大震災の影響によって今夏は電力不足が予測されることから、“室温28度設定”“ノーネクタイ・ノージャケット”など、従来のクールビズをさらに徹底する取り組みのことです。より一層の軽装化や暑さをしのぐ日常の工夫など、節電に貢献しながら、夏場のオフィスでも涼しく効率的に働くためのビジネススタイルを意味します。
(2011/6/13掲載)

スーパークールビズのケーススタディ

ポロシャツにTシャツ、ジーンズもOK!?
環境省のPRにも世間の反応は今ひとつ…

東京電力福島第一原発事故の影響で、今夏は過去最大の電力不足が懸念されることから、環境省は今年5月に「スーパークールビズ」を提唱しました。6月からは省内で率先的に実行し、他省庁や民間への普及・啓発を進めています。

具体的な取り組みとしては、オフィスの室温を28度に設定しても快適に働けるような一歩踏み込んだ軽装――たとえば現行のクールビズでは、半袖ワイシャツにノーネクタイなど、フォーマルな服装を多少ドレスダウンする程度のスタイルが基本ですが、スーパークールビズでは、ポロシャツやアロハシャツといったカジュアルウエアも職場での服装として許容し、冷房に依存しない環境づくりを促しています。同省が職員向けに定めた服装規定では、かりゆしシャツやチノパンのほか、昨年までは認められていなかったTシャツやジーンズ、スニーカーやサンダルでの勤務も可とされました。スーパークールビズではファッションだけでなく、勤務時間の朝型へのシフトなどワークスタイルの変更も推奨されています。

もっとも、環境省の懸命なPRにもかかわらず、民間の反応は今ひとつのようです。社会全体の省エネ意識は高く、今夏は大手企業の大半が従業員にノーネクタイ・ノージャケットを推奨しているものの、Tシャツやポロシャツのような思い切った軽装までは許容していません。自社で販売するスーパークールビズ向けの衣料品を社員が社内で着用することを奨励するイオンや、白いポロシャツに限って着用を認めた飲料メーカーの伊藤園、直営店で一斉にスーパークールビズを導入する賃貸住宅仲介大手のアパマンショップなどの例も出てきていますが、現時点でそこまで踏み込んでいるのは少数派。「お客様の前で極端にくだけた格好はできない」というのが、多くの企業に共通する姿勢のようです。

なお、環境省が例示するクールビズやスーパークールビズの服装は主に男性による着用を想定しています。というのも、女性向けのガイドラインは男性向けより線引きが難しいため、作成されていないのです。実際の職場でも夏場、女性社員にノースリーブでの勤務を許容するかどうかなど、個人のプライバシーやセクシャルハラスメントの問題なども絡んで、判断に迷う場面は少なくありません。女性社員や管理職からヒアリングを行い服装規定について見直すなど、全員が納得した上で快適に働ける職場環境の整備に努めるべきでしょう。

記事のオススメ、コメント投稿は会員登録が必要です

あわせて読みたい

クール・ビズ
COOL BIZ。政府が普及を呼びかけている、ノーネクタイ、ノー上着を中心とした夏のビジネス用軽装の愛称のこと。地球温暖化防止のために、夏のオフィスの冷房設定温度を抑えて節電し、二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすのが狙いです。
ウォームビズ
WARM BIZ。秋や冬は厚着をして、室内暖房温度を低めの20度に設定しようという環境省の地球温暖化防止キャンペーンの愛称です。ノーネクタイ、ノー上着の軽装を勧めた夏の「クールビズ」の秋冬版と言えます。
粘土層管理職
「粘土層管理職」とは、古い価値観に凝り固まっているために、企業の組織改革の妨げになりやすい40代、50代の中間管理職のことです。経営層が意識改革を呼び掛けても、ねらいが伝わりにくく、彼らが間にいることで部下や現場レベルにまで浸透していかないことから“粘土層”と呼ばれています。伝統的なサラリーマン社...

関連する記事

6. ワーク・ライフ・バランスと管理職の役割
職場で仕事管理や人材マネジメントを直接行うのは「管理職」である。ワーク・ライフ・バランスの実現において、その役割は非常に大きい。管理職がその考え方を理解し、正しい取り組みに協力しなければ、企業におけるワーク・ライフ・バランスは、実現していくことが難しいだろう。...
2012/11/07掲載よくわかる講座
4. マネジメント研修・管理職研修の種類と内容
一口に管理職研修といっても、組織における管理職の位置付けにより求められる要件は異なり、そのカバーする範囲は非常に幅広いものとなっている。一般的に、新任管理職研修、管理職研修、上級管理職研修の三つに区分することができる。
2012/10/24掲載よくわかる講座
3. マネジメント研修・管理職研修の最近の傾向
現在、管理職を取り巻く状況は厳しい。「プレイングマネジャー化」「メンバー間の価値観多様化への対応」といった職場環境の課題があがっている。また、人材育成全般の課題として「管理職の仕事が忙しく、育成する時間がない」をはじめとする問題に多くの企業が直面している。ここ...
2012/10/24掲載よくわかる講座

関連するQ&A

翌日に跨ぐ勤務時間について
基本的な質問になるかと思いますが、 勤務時間が0:00を跨ぐ場合で、翌日が休日の場合、0:00から5:00までは休日かつ深夜労働とみなすべきでしょうか? 例えば平日の9:00~翌日(休日)3:00まで勤務した場合の0:00~3:00までの勤務時間についてです。 宜しくお願いいたします。
新たに相談する
相談する(無料)

「人事のQ&A」で相談するには、『日本の人事部』会員への登録が必要です。

新規登録する(無料) 『日本の人事部』会員の方はこちら
業務に関するちょっとした疑問から重要な人事戦略まで、
お気軽にご相談ください。
各分野のプロフェッショナルが親切・丁寧にお答えします。

関連するキーワード

注目のキーワード解説をメールマガジンでお届け。

タレントパレット 仕事と家庭(育児・介護)』の両立支援 「よくわかる人事労務の法改正」ガイドブック無料ダウンロード

50音・英数字で用語を探す

注目コンテンツ

【人事の日制定記念企画】
オピニオンリーダーからのメッセージ

HR領域のオピニオンリーダーの皆さまから全国の人事部門に向けてメッセージを頂戴しました。


人事メディア情報

人事メディア情報

人事・労務関連の代表的なメディアをご紹介いたします。


「見える化」による効果検証で テレワーク導入をスムーズに実現<br />
西部ガスが取り組む“業務・ワークスタイル改革”とは

「見える化」による効果検証で テレワーク導入をスムーズに実現
西部ガスが取り組む“業務・ワークスタイル改革”とは

福岡市に本社を構える西部ガス株式会社は、「働き方改革」の一環としてテレ...