新人社員に知ってもらいたいのは……
こんにちは。石田淳です。
「自分にとってはそんなの常識だ」
そういった考えで、新人に対して
「できて当たり前」「言わなくてもわかるだろう」
という指導を行うことはタブーです。
「若い世代に対して、どんな指導をすればいいか?」
「新人を『できる人材に』短期間で育てるには?」
マネジャー職の方からのこうした質問は後を絶ちません。
さらに「あえて失敗経験も積ませて鍛えていこうと思うのですが……」と
いった声も聞かれたりもします。
「失敗から何かを学び取らせる」
「場数を踏むことによって仕事を覚える。ときには失敗してもいい」
そういった考え方もあるでしょうが、行動科学マネジメントでは
「あえて失敗させる」「とにかく経験させることが大事」
という考えは、重視しません。
「行動の結果が望ましいものであれば、人はその行動を繰り返す」
何度もお話しているように、これが行動科学マネジメントの基本です。
「行動した」→「失敗した」
これでは、望ましい行動は繰り返されません。
相手は挫折感と無力感を覚えるだけでしょう。
「小さくてもいいので、成功体験を与え続ける」
すなわち、望ましい行動の果てには
達成感と自己効力感という「望ましい結果」が待っている
ということを体感させなければならないのです。
「自分は仕事で失敗することによって、負けん気を出して頑張ってきた」
そんな思いの方もいるでしょう。
しかし、それもまた「自分にとっての常識」「自分の場合はこうだった」に過ぎません。
ストレス耐性が低く、「丁寧に教えられること」を望んでいる今の若い世代には、
仕事における「望ましい結果」を与えられるよう工夫すべきです。
これが「甘やかす」という意味ではないことは、あなたにはもうお分かりですよね?
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米国ビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を、日本人に適したものに独自手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」を日本で初めて確立。
「教える技術・続ける技術」でおなじみ、行動科学マネジメント日本第一人者。精神論を一切用いない行動分析学を応用したマネジメントモデルが、各界から圧倒的支持を受ける。人材育成で苦境に陥った数多くの企業を再生、過去研修企業は1,000社を超える。
石田 淳(イシダジュン) 株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 港区 |
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