問題解決のパフォーマンスを高める方法
問題解決の進め方は「話し方」で決まる
おもちゃの模型を使った問題解決訓練を繰り返し開催していると、面白いことに気付きます。
この研修では、問題の発生を『原理原則』に従って「なぜなぜ分析」等を繰り返しながら、真の原因を追及します。
そして、その気付きとは、「問題解決訓練がスムーズに進むチームと、滞ったり、ただただ悩み続けるチームに分かれる」のです。
同じ内容の問題解決訓練を受け「なぜなぜ分析」という問題解決ツールを使いこなせるレベルのメンバーにもかかわらず、問題解決の結果が”ハッキリ”と分かれてしまいます。
そして、この違いをよく観察すると、それぞれのチームの会話やその進め方に違いがあることが解ったのです。
問題解決のうまいチームは状態の変化を繰り返します
この研修では、模型の動きや動作/可動原理を徹底的に理解しながら、その中に潜む問題に気付き解決を繰り返します。
そして、これらを繰り返すコトで次の力を養います。
①洞察力
②問題検出力
③問題定義力
④問題解決力
⑤改善行動力
ありがちなのが、インハウスセミナーで④問題解決力訓練を展開するケースが多いようですが、問題解決力を真に高めるのならば①~⑤までの能力を高める必要があるのです。
そして、これらステップを網羅したトレーニングを進めていると、チームの性格のようなモノが現れてくるのです。
その性格とは、次の様な状態です。
A、個々が問題解決に取り組み、結果だけを話し合う
B、チーム内で役割り分担を決め、個々に問題解決に取り組む
C、チーム内で問題解決に取り組む
さて、どのチームが最も効率的かつ効果的な問題解決を得たでしょうか?
チームの状態にバリエーションを持たせる
実は、ABCそれぞれを貫いたチームのパフォーマンスが低くなったのです。
そして、ABCの状態を繰り返し取り入れたチームのパフォーマンスが高くなるのです。
例えば
1、時間を決めて個人で考える
2、時間が来たら、役割分担をして問題解決に挑む
3、時間が来たら、情報交換及び気付きを共有する
といったように、チームの状態にバリエーションを持たせた方が、高いパフォーマンスを得られます。
最近では、それぞれのチームの特徴を観察することで、問題解決に成功するチームと失敗するチームを当てられるほどになりました。
どうやら、問題解決をチームで行う場合、ひとつのチームの状態を保ち続けると、問題そのものを捉える”視点”に偏りが生じ、問題発生要因の”見落とし”が多くなります。
逆に、バリエーションを持ったチームの状態を繰り返すと、問題を捉える”視点”が多角化し、問題発生要因の”見落とし”が少なくなります。
そして、この”見落とし”の少なさが、パフォーマンスに影響している様です。
問題を一人で解決する。
問題を役割分担して解決する。
問題を役割分担せずに解決する。
問題解決のうまいチームは状態の変化を繰り返します。
問題解決のパフォーマンスを高める方法。
それは、チームの会話状態にバリエーションを与えることです。
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問題/課題解決を現場目線から見つめ、クライアントが気付いている原因はもちろん、その背景にある奥深い原因やメンタルモデルも意識させ、問題/課題改善モチベーションを高めます。
その先の未来には、改善レジリエンスの高い人材が活躍します。
坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 港区 |
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