Python実践試験の合格率と受験者の感想
こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今回もPythonの人材育成に関して私見を述べたいと思います。
昨年末に、Pythonの重要な仕様とライブラリーの使い方を問う試験としてPython実践試験をリリースしました。この試験はPythonを仕事で使う上で、ここまでは抑えてほしいという範囲とレベルを出題した試験ですので、Pythonエンジニアとして仕事をされる方には理解度のチェックとして活用してほしいと考えています。
Python実践試験の合格率と難易度
さて、このPython実践試験ですが、お陰様で順調に受験者数が増えております。そこで、現状の合格率と受験された方の感想を共有したいと思います。 合格率は安定しており、現在45%になっております。これは一般的なIT系の認定試験の上位試験と比べるとやや高めの合格率になっています。実践試験はあくまで重要な仕様とライブラリーの使い方を問う試験ですので、しっかりと学習すれば合格できるというものになります。
Python実践試験の受験者の感想
では、受験された感想について最近のアンケート結果から抜粋して紹介します。
「最近のプログラミング学習のテーマとしてきた、「可読性・保守性の高いプログラムの作成」において、python実践試験で問われている、現場でよく使用されている標準ライブラリは非常に有用であるため、それらのライブラリについて学べたのが良いことでした。」
「実務に使える知識が身についたと思う」
「今までなんとなく理解していた内容を体系的に学ぶことができた」
「試験で勉強した内容を業務で活かすことができた。」
「テスト対策として受講した講義内容が役に立たった。」
「合格には実務経験が必要と感じた」
「実践試験はどのくらいプログラミングのスキルがあるのかを可視化できると思った。」
「大部分は知っていたが、知らない部分もあり、良い学習機会になった。」
「頭の中にある情報の整理ができた」
「Pythonを実務的に使用して開発するにあたり、実践的な知識を身に着けることができたと思う。」
「実践に使えるような問題が多かったので、再度チャレンジしたいと思います」
「今後の自信につながる試験でした。」
「pythonについて勉強した内容が自分の知識になり満足してます。」
「現在、プログラミングの職業訓練校に通いながらJavaを学習したが、プログラマーとして就職した後にはPythonのスキルも身につけたいと考えていました。Pythonでどんなことができるのか体系的に学習できてよかったです。」
「業務でpythonを使っていますが、これまで知らなかったライブラリを知れたり、自分の知識を再確認したり、勉強の過程に意味があったと思う。」
「自分のpythonに対する知識が備わっていることが分かった。」
「独自の書き方でなく、統一されたフォーマットでの書き方を学べた。標準ライブラリについての理解が深まった。」
「体系的にPythonについて学ぶことができるため」
「Pythonの基本機能を知ることが出来たから」
「試験出題範囲が広く、暗記事項も多くある中で、実際の業務での活用事例においては滅多に使用することがないようなことまで覚える必要があり、実践の名を冠している試験を受けているという実感が湧きにくいと感じました。」
「Pythonは「深い」です。世界中で多くの人に使われていて、世界中の頭の良い人たちの知恵が詰め込まれていて、今でも進化しつづけています(言語仕様、インタプリタ実装、外部パッケージ等)。いくら勉強してても「果て」が見えません。Python使い始めて3年以上になりますが、まだまだ習得できていないと感じます。そうした中、このような試験が設定されるのは、ある枠組み・時間的制約の中で、強制的に勉強を強いられることとなり、良い「尻たたき」です。勉強の過程で「Pythonにはこのような機能があるのか!」と驚くことばかりでした。良い勉強になりました。ここで培った知識を今後の業務や趣味(プログラミング)に活かして、少しでもPythonコミュニティーや、プログラミング人材育成に役立てることができたら幸いです。ありがとうございました。」
「Pythonの文法やパッケージなどについて体系的に学べました。」
「足りないところがわかった」
「実務に役に立つコードを知ることができた。」
「Pythonにおける様々な機能を網羅的に学ぶことができ、実際に使用する際の知識の引き出しを増やすことができたため、受験してよかったと感じています。」
「現時点での理解度を確認できてよかったです。」
「Pythonを使ったシステム開発ができるようになった。ただ動くだけのプログラムではなく、可読性の高いプログラムを書けるようになった。知らない便利機能が多く、今後の開発に活かせる知識を多く得ることができた。」
「実務で使用していなかったコードの書き方や、モジュールを知るきっかけになった。」
「実務ですぐに活用可能な知識を学ぶことができた」
「じっくり書籍を読み、体系的に技術を整理するいいきっかけとなりました。」
「実践を念頭にPythonの網羅的な学習に取り組むことができた」
「実践試験は知識がないと解けないものばかりで、ソースの品質向上につながるような内容があったので、今後の開発の改善に生かせると思う。」
「実務でPythonを用いてプログラミング開発をしています。本試験を受験して、これまで非効率なコーディングをしていたことに気づかされました。この試験を通じて学んだことは、今後の業務で十分活かすことができるので、受験して良かったと思います。」
「Pythonをより実務の中で使う際の想定がしやすくなった」
「コードを読んだり書いたりすることに抵抗がなくなった。」
「今後pythonで実装するシステムは増加すると考えており、その前段階としてpythonを学習する良い機会となりました。」
「社内でも業務を効率化するツールにpythonを使用していると聞いているので、その時に今回学んだ範囲を活かせればよいなと思います。」
「意外と知らないこともあり、よい勉強になりました。」
「勉強の過程で、これまで使用してこなかったパッケージを知ることができ、仕事で使える知識が増えた」
「Pythonに関して、基礎的な知識から勉強し、理解することができた点は満足している。一方、試験対策としては、各メソッドやモジュール等について、理解度や記憶度合を確認する手段がほとんど無く、不満であった。そうした教材やサイトを含め、充実されていくことを望む。」
「様々なライブラリのあるPythonという言語を使う上でコアとなる部分やPythonならではの考え方が理解できたと思います。後は、どのようなライブラリがあるのかを調べるだけで色々なことができそうでワクワクしています。」
いかがでしょうか?今後受験される方の参考になると思います。今後社内で実践試験を受験される方がいれば是非社内共有していただければ幸いです。
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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